三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、都市間の光通信ネットワークの大容量化に向けて、40Gbps光信号を最大80km伝送可能な業界初の「40Gbpsエクステンダシステム」を、8月1日から通信事業者やプロバイダー向けに発売します。サイズは業界最小クラスで、低消費電力も実現しました。
本製品は「InterOpto'07」(7月11〜13日、於:幕張メッセ)に出展します。
発売の概要
|
発売の狙い
光アクセスなど企業や家庭へのブロードバンド通信の普及にともない、動画のような大容量データをダウンロードするなどのニーズが高まり、都市間の通信ネットワークには、従来の10Gbpsから40Gbpsへの高速・大容量化が求められています。
しかし、高速になると光信号が光ファイバーの特性の影響を受け、波形ひずみと減衰が多くなるため、業界標準の40Gbps光インターフェースでの伝送距離はこれまで2kmが限界でした。40Gbpsで2km以上伝送する場合、通信事業者などは、10Gbpsの回線を4本使用してそれぞれに伝送装置を接続するのが通常で、コストの改善が大きな課題となっていました。
エクステンダシステムはこの伝送距離を延伸するもので、当社は、ギガビットイーサネット用の光伝送システムや、光波長多重伝送システム、光海底ケーブルシステムなどの製品化を通して培ってきた長距離光伝送システム技術により、10Gbpsで使用している光ファイバーはそのままに、40Gbpsで最大80kmを伝送可能な「40Gbpsエクステンダシステム」を製品化しました。回線の詳細な品質状況を速やかに把握できる保守運用機能も搭載し、経済的で高品質なシステム構築に貢献します。
新製品の特長
| 1.業界初、40Gbpsで最大80km伝送を実現
光信号の波形ひずみと減衰を補正する、自動分散補償機能※1、光増幅機能、誤り訂正機能※2を搭載し、業界で初めて40Gbpsで最大80kmまでの伝送を可能としました。
2.業界最小クラスの小型化と低消費電力を実現40km伝送の標準版もラインアップしましたので、費用対効果に応じて適切な機種が選択できます。
当社独自の放熱設計と、40Gbps MSA※3に準拠した業界最小サイズの送受信モジュールの採用、搭載するデバイスの高密度集積により、外形寸法をEIA※419インチラック用標準ユニット2つ分(2U)の高さ86mmに小型化しました。150Wの低消費電力も実現しています。
3.導入作業の軽減、障害からの復旧作業軽減
これまで、光受信レベルや波長分散の調整は、システム導入時に作業者が手作業で細かく実施していました。今回、自動受信レベル調整機能、自動分散補償機能の搭載により、導入作業を軽減しました。
また、回線障害を検出する遠隔監視機能、障害箇所を特定するループバック機能※5、システムに接続した端末装置の障害を対向局側に通知するリンク状態転送機能※6などにより、迅速な障害復旧作業を支援します。
|
TEL: (03)3218-6221 FAX: (03)3218-6455


