三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、財団法人メディポリス医学研究財団(鹿児島県指宿市、理事長:永田 良一)から、陽子線がん治療研究装置の基本設計と実施設計を受注し、本日業務委託契約を締結しました。
経緯
当社はこのたび、メディポリス医学研究財団が「メディポリス指宿※1」内に建設を計画している、九州初の粒子線治療施設の企画提案公募に、建築設計を担当する株式会社日本設計(取締役社長:六鹿 正治)と共同で応募し、当社の陽子タイプが選定されました。
| ※1: | メディポリス指宿 メディポリス医学研究財団が、高度先端医療センターの他、予防医学、こころのケア、創薬臨床研究の拠点として鹿児島県指宿市に整備中の施設 |
装置の概要
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着工 : 2008年度(予定) 治療・研究開始 : 2011年4月(予定) 所在地 : 鹿児島県指宿市東方5000番地 |
当社の粒子線治療への取り組みと今後の展開
陽子等のイオンを用いた粒子線治療は、放射線治療の1つで、従来のX線やγ線による治療に比べ、患部に集中的に照射できるため、副作用や身体機能の損失を最小限に抑えられるという特長があります。国内では1994年6月から臨床試験が開始され、2001年7月に先進医療として認可されました。
当社は、放射線治療と加速器の両分野で約40年にわたる実績とノウハウがあり、この2つの技術を組み合わせて粒子線治療装置を開発し、2002年に「陽子線タイプ」の医療機器製造承認を取得し、2005年には世界で初めて「炭素イオン/陽子タイプ」の医療機器製造販売承認を取得しました。
現在、国内では粒子線治療の専用施設として、公的医療機関5施設で治療や臨床研究が行われています。当社はこのうち3施設に装置を納入し、現在までに約5,000人の方が治療を受けています。今回の契約により、国内で稼働中または稼働予定の粒子線治療施設9施設のうち7施設が当社製となりました。
当社は、治療装置本体や治療を支援するソフトウェアを開発して、より精密に、より多くの患者様を治療できる装置を提供するとともに、粒子線治療施設の運営に必要な人材の育成や、施設間の連携支援など運用面にも注力し、粒子線治療の普及促進に取り組んでいます。
今後は、毎年1施設以上、10年間で1,000億円の受注を目指します。
メディポリス指宿について
メディポリス医学研究財団は、がんを中心とした疾患の診断および治療に関する研究、ならびに予防医学やこころのケア等に関する研究事業を行い、鹿児島県民の医療向上や安心して生活できる環境構築と、県民の健康増進に貢献することを目的に設立された公益法人です。
メディポリス指宿は、同財団が鹿児島県指宿市に「南九州から世界に向けて"光"を放つ医療」を基本コンセプトとして、陽子線治療施設をはじめとする高度先端医療センターを整備する他、予防医学、こころのケア、創薬臨床研究の各拠点を整備するプロジェクトです。(総敷地面積103 万坪)
予防医学センターと、こころのケアセンターが、2007 年6 月から稼働を始めています。
TEL: (03)3218-2466 FAX: (03)3218-9027

