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2008年8月20日
リ本No.0836
混合プラスチックの高純度選別技術により、使用済み家電製品を「自己循環リサイクル」
日本初の「大規模・高純度プラスチックリサイクル」を開始
PDFリリース全文(PDFファイル:278KB)
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 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、使用済み家電製品のリサイクルで破砕した複数のプラスチックが混在する混合プラスチックから、年に約6,400トンの主要3大プラスチックを高純度で選別・回収して当社家電製品に自己循環リサイクルする「大規模・高純度プラスチックリサイクル」を2009年秋に開始します。混合プラスチックから主要3大プラスチックを99%以上の高純度で回収し、再利用するのは日本で初めて※1です。
※1: 2008年8月20日現在 当社調べ
大規模・高純度プラスチックリサイクルの背景

 経済的にも環境負荷的にも理想的なリサイクルは、回収物を元の製品群の素材として再利用する「自己循環リサイクル」ですが、素材としての品位確保が課題です。使用済み家電製品から回収されるプラスチックを自社製品に再利用する「自己循環リサイクル」は、これまで、目視による選別が比較的容易な単一素材のプラスチック部品に限られるのが実情で、しかも選別・回収は手作業で行うので量的にも限界がありました。当社では1999年、千葉県市川市に日本初の家電リサイクルプラントとして立ち上げた(株)ハイパーサイクルシステムズで発生するプラスチックの全重量約10,000トンのうち6%、約600トンをこの方法によって当社家電製品に再利用し、「自己循環リサイクル」を行ってきました。
 一部を「自己循環リサイクル」する一方で、手作業の選別・回収が困難なものや複合プラスチックは、破砕後に金属類を取り除いても、金属と多種類のプラスチックで構成される混合プラスチックとして扱われ、素材価値がほとんどありません。当社は、この混合プラスチックを製鉄所の高炉還元剤として利用可能にしましたが、混合プラスチックの「自己循環リサイクル」は実現できていませんでした。
大規模・高純度プラスチックリサイクルの適用

 当社は、この混合プラスチックから、家電製品の主要3大プラスチックであるPP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)を高純度に自動選別する独自の比重選別技術と静電選別技術を適用して、年に約6,400トンを当社家電製品に再利用します。プラスチックの自己循環リサイクル量は、これまでの約600トンから7,000トンへと飛躍的に拡大します。残る約3,000トンも有効にリサイクルし、混合プラスチックのゼロエミッション(廃棄物ゼロ)を目指します。
 なお、素材化工場の運営は、当社関連会社(株)グリーンサイクルシステムズで行い、2009年秋に千葉県内で運営を開始します。
大規模・高純度プラスチックリサイクルによる環境への貢献

 当社は、昨年度策定した「環境ビジョン2021」※2において家電リサイクルを3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進の柱として位置付けました。混合プラスチックから主要3大プラスチックを「自己循環リサイクル」する大規模・高純度プラスチックリサイクルは、当社家電事業で使用する主要3大プラスチックを約18%削減することになります。新たなプラスチック製造の抑制により、年間6,700トンのCO2発生量が削減※3され、地球温暖化防止に貢献するとともに、ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)も進展します。
※2: 2007年10月22日発表「三菱電機グループの環境経営における長期ビジョン」
※3: 当社試算
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