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ニュースリリース

テキスト版

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2008年9月25日
開発No.0812

三菱電機と京都大学は「自律型セル生産ロボットシステム開発」の産学連携活動を本格的に開始

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 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏、以下「三菱電機」)と国立大学法人京都大学(総長:尾池 和夫、以下「京都大学」)は、このたび自律型セル生産ロボットシステム開発の連携を本格化して共同研究を開始することになりました。

連携の背景

 近年、ユーザー志向の多様化に対応するため、生産ラインで一人の人間が複数の作業を行い、多品種変量生産をこなすセル生産方式が有効な手段の1つとなっています。今後は、熟練工の退職や少子高齢化による就業人口の減少傾向への対策として、これまでの人によるセル生産から、熟練工のノウハウを組み込んで生産性を上げることができるロボットによるセル生産方式が期待されます。しかし、現状のロボットには、動作プログラムを作成する手間が多く、エラーを起こした際にロボット自らが判断して正常状態に復帰する柔軟性が無いなど、複雑な作業工程にロボットを使用するには解決すべき課題が数多くあります。

 三菱電機は、小型電機製品向けの組み立てロボットで国内トップシェアを持ち、生産現場におけるノウハウなどを数多く有しています。一方、京都大学は大学院工学研究科 機械理工学専攻、航空宇宙工学専攻、マイクロエンジニアリング専攻の分野で培ってきた、人間機械協調システム工学、ロボット工学、生産システム工学などの豊富な研究実績に裏付けられた高度な学術的知見を有しています。

 今回の連携活動の目的は、両者が互いに補完しあうことで上記課題を解決し、単独では成し得ない自律型セル生産ロボットシステムを実現することです。

経緯

2005年3月    三菱電機と京都大学の組織的交流が本格化
2006年1月    三菱電機と京都大学で産学連携のための検討を開始
2006年7月   三菱電機、京都大学の両者によるキックオフ会議を開催し、具体的な研究開発テーマの立案を開始
2007年1月    「自律型セル生産ロボットシステム」に関する共同研究契約締結
2007年度    連携テーマの一部が経済産業省公募プロジェクト「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト−作業知能(生産分野)」に採択
2008年9月    三菱電機西部地区研究所のInnovation & Synergy Center(IS棟)内に、京都大学との社外連携室を設置。京都大学の「研究型インターンシップ制度」を活用し、学生インターンが三菱電機内で三菱電機社員と共同で研究できる体制を整え、本格的な研究開発活動を開始

今後の展開

 今後も、三菱電機と京都大学は連携をいっそう密にし、エラーリカバリー技術と機種切り替えの迅速化技術などを研究して、これら知能モジュールを組み込んだ自律型セル生産対応ロボットを実現し、ラインでの実用化およびセル生産システムを実現するためのロボット製品の事業化を目指していきます。
本研究の一部は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委託を受けて実施しています。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 業務部 広報・宣伝グループ

FAX: (06)6497-7289

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