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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2008年12月9日
半導体No.0821

高性能化・低コスト化に貢献するフルモールドパッケージ

衛星デジタルラジオ用 低雑音 GaAs HEMT発売のお知らせ

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 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、衛星デジタルラジオ放送受信システムの低雑音増幅器用にフルモールドパッケージの低雑音GaAs※1HEMT※2を2009年1月26日から発売します。本製品はC帯※3DBS※4(衛星放送)受信システムの低雑音増幅器にも適用できます。

※1:ガリウム・ヒ素
※2: High Electron Mobility Transistor 高電子移動度トランジスタ。通常のトランジスタより、低雑音特性に優れる
※3:ダウンリンク3.7-4.2GHz/アップリンク5.925-6.425GHz(ギガヘルツ)の周波数帯
※4:Direct Broadcast Satellite

衛星デジタルラジオ用 低雑音 GaAs HEMT

衛星デジタルラジオ用
低雑音 GaAs HEMT

発売の概要

製品名 形名 概要 サンプル価格
(税抜き)
発売日 生産数
低雑音 GaAs
HEMT
MGF4921AM NF:0.35dB
Gs:18.0dB
(f=2.4GHz)
30円 2009年
1月26日
月産
50万個

発売の狙い

 2001年から北米で普及し始めた衛星デジタルラジオ放送(SDARS※5)はアナログラジオ放送と異なり地域ごとにチューニングする必要がないため、交通情報やエンターテインメント情報のデータ通信サービスとして車への搭載が進んでいます。このデータ通信サービスは北米以外の地域でも開始されることが予想され、全世界で市場拡大が期待されます。
 衛星デジタルラジオ放送受信システムの中の低雑音増幅器などに用いられているHEMTは、需要が拡大しており、受信感度向上のため、高性能な低雑音のHEMT が求められています。
 当社は今回、S帯からC帯に至る広い帯域で業界トップレベルの低雑音特性を持つHEMTを発売します。
※5: Satellite Digital Audio Radio Service: S帯(2.31-2.36GHz(ギガヘルツ)の周波数帯)でのサービス(北米)

新製品の特長

1. 業界トップレベルの低雑音特性を実現
12〜20GHz用の低雑音 GaAs HEMTを低周波数帯で用いると、安定性と低雑音特性の両立が困難です。当社は、ゲート幅の最適化などを行い、低周波数帯の安定性を向上させ、デバイス全体から発生する雑音の尺度である雑音指数(NF)を0.35dB※6(従来比0.1dB向上※7)とし、業界トップレベルの低雑音特性を実現しました。高い低雑音特性が求められる増幅器の初段に用いることにより、衛星デジタルラジオ用受信コンバーターの受信感度を向上させ、受信エリアの拡大や受信コンバーターの低コスト化に貢献します。
※6: 周波数=2.4GHzでの標準値
※7: 当社12GHz用低雑音GaAs HEMT「MGF4953A」を2.4GHz で安定化した整合基板で評価した場合との比較
2. 業界標準の4PINフルモールドパッケージの採用により開発効率を向上
パッケージは、業界標準の4PINフルモールドパッケージを採用しました。これにより、標準のフットパターン※8が使用でき、お客様の開発効率の向上につながります。
※8: 配線基板に電極部分がはんだ付けされるパターン

今後の展開

 後段向けの高出力・低歪HEMTの開発を進め、ラインアップ拡充を図ります。

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業部第一部

TEL: (03)3218-3331 FAX: (03)3218-4862

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