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ニュースリリース

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2009年5月15日
経営No.0911

「21世紀発明奨励賞」 ・・・ 階調制御型インバータ技術
「日本商工会議所会頭発明賞」 ・・・ 放電加工機の制御技術

三菱電機が「平成21年度 全国発明表彰」で2件の賞を受賞

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 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)のインバータ技術および放電加工機に関する発明が、「平成21年度 全国発明表彰」において、以下の賞を受賞しましたのでお知らせします。>

 表彰式は、常陸宮殿下同妃殿下ご臨席のもと、7月29日(水)にホテルオークラにて開催される予定です。

受賞概要

○21世紀発明奨励賞 ・・・ 階調制御型インバータ技術
 直流を交流へ変換する装置としてPWM(Pulse Width Modulation)インバータが一般的です。しかし、PWMインバータは半導体素子のスイッチング損失が大きく、またPWM波形を平滑化するための大型のフィルタが必要という問題があります。これらの問題点を解決できるインバータとして、電圧の異なる複数のインバータを用いて階段状の擬似正弦波(交流)を作る「階調制御型インバータ」が知られています。しかし、複数のインバータを動作させるために新たな直流電源を必要とし、回路が複雑で高コストになることから実用化は非常に困難と考えられていました。
 今回、受賞の対象となった発明【特許第3887007号「電力出力装置」2006年12月1日】は、新たな直流電源を必要とせずに階調制御型インバータを動作させる技術です。高電圧のインバータから低電圧のインバータにエネルギーを供給しながら、インバータ波形の組み合わせを高速に制御することで、擬似正弦波を出力することができます。本発明により、高効率化と小型化を両立した階調制御型インバータの実用化が可能となり、省エネルギー・省資源を実現するインバータ装置をはじめ多くの電気製品への適用が期待されます。

○日本商工会議所会頭発明賞 ・・・ 放電加工機の制御技術
 金型や高硬度材料部品を高精度に加工する工作機械として直径0.2mm程度のワイヤを工具電極とするワイヤ放電加工機があります。近年は金型の微細高精度化に伴い、さらに細いワイヤへの対応が必要となっていますが、細線ワイヤを使った加工では断線やワイヤ消耗などにより加工特性が悪化する問題がありました。
 今回、受賞の対象となった発明【特許第3245087号「放電加工装置用電源装置」2001年10月26日】は、ワイヤ放電加工機の生産性と加工精度を両立する電源制御技術です。電源制御を行うスイッチング素子を複数用い、その動作個数と動作時間とを最適に組み合わせることで、細線から太線まで、ワイヤ径に対応した電流ピーク値の最適な設定が可能となり、加工速度と加工精度を共に向上できます。本発明を搭載するワイヤ放電加工機は、従来は加工が難しかった高精度な金型加工や環境技術対応製品、航空宇宙産業向けの部品、医療器具などの精密加工に有効に活用できるだけでなく、電源効率の向上とワイヤ電極の消耗抑制により、省エネルギー化・省資源化も実現できます。

受賞者

21世紀発明奨励賞  三菱電機株式会社  先端技術総合研究所  岩田 明彦
21世紀発明奨励賞  三菱電機株式会社  本社知的財産センター  菊永 敏之
21世紀発明奨励賞  三菱電機株式会社  名古屋製作所  鈴木 昭弘
21世紀発明奨励賞  三菱電機株式会社  先端技術総合研究所  小山 健一
21世紀発明奨励賞  三菱電機株式会社  先端技術総合研究所  高橋 貢
21世紀発明奨励賞  元 三菱電機株式会社  先端技術総合研究所  笹尾 博之
21世紀発明貢献賞  三菱電機株式会社  執行役社長  下村 節宏
 
日本商工会議所会頭発明賞  三菱電機株式会社  名古屋製作所  佐藤 清侍
日本商工会議所会頭発明賞  三菱電機株式会社  名古屋製作所  山田 久
発明実施功績賞  三菱電機株式会社  執行役社長  下村 節宏

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