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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2009年9月18日
電力No.0905

超高圧送変電機器の検証試験に対応

大型試験設備の増強と受託試験検証範囲拡大のお知らせ

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 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、世界規模での超高圧送電時代到来を前に、系統変電システム製作所(所在地:兵庫県尼崎市)の大型試験設備を増強し、9月17日から本格的に稼働を開始しました。これにより、第三者試験所として受託する超高圧送変電機器の試験検証の範囲を拡大します。

大型試験設備の概要と増強の経緯

 発電所や変電所に装備される大型の変圧器や遮断器は、電気の安定供給に大きな役割を果たすことから高い信頼性が求められます。これら送変電機器は、屋外に設置されるため、雷、大雨、大雪などの悪天候下や大地震の際にも正確に作動することを実機で検証する必要があります。

 当社の大型試験設備は、4種の試験設備からなる世界有数の試験検証設備で、なかでも高電圧試験所、大電力試験所は、IEC/ISO17025「試験所および校正機関の能力に関する一般要求事項」に適合した試験所として、(財)日本適合性認定協会(JAB)の認定を受けており、当社試験所で発行した成績書は、国際的に第三者認定として扱われます。

 大型試験設備では、当社製の送変電機器を試験検証するのみならず、国内外からさまざまな製品、機器の試験検証を受託しており、近年は、認定試験成績書の提出を入札条件で求められた海外メーカからの受託が増加しています。

 一方、送電電圧を現在より高くして大量の電気を効率よく送る試みが各国で行われており、超高圧変電機器の国際規格化が国際電気標準会議(IEC)と国際大電力システム会議(CIGRE)で2012年の制定を目指して審議されています。

 当社はこの超高圧送電時代の到来を前に、超高圧送変電機器の耐電圧性能、通電・遮断性能の検証試験に対応するための増強を行いました。

大型試験設備の能力

 試験用機器の大型化と増設により、超高圧送電に対応した機器の試験を国際規格に準じた条件で行うことが可能になりました。
 また、新たに試験効率を向上させるシステムを導入し、試験日数をこれまでの2分の1に短縮しました。
 投資総額は約15億円です。

 

設備名 検証できる現象 設備仕様 主な増強項目 備考
高電圧
試験所
落雷、降雨 600万ボルトの電圧試験 ・高電圧計測システム 屋内設備で
世界最大級の電圧
大電力
試験所
落雷などによる
短絡(ショート)事故
120/110万ボルト、
10万アンペアクラスの電流試験
・120万ボルト用電源
・IT適用試験自動化
・温暖化ガス回収装置
世界最高の
送電電圧・電流対応
振動試験場 地震 搭載重量40トン、
加振台寸法4m×4m
・高度波形制御データ処理システム 震度7クラスの
地震を模擬
環境試験室 豪雨、豪雪、
高温、低温
内寸8m×8m×8m
−40〜+80℃の高低温、
降雨・降雪試験
・遠隔監視制御システム 世界最大級の
容積・試験範囲
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 系統変電システム製作所 技術開発部

TEL: (06)6497-8400 FAX: (06)6497-9360

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