三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、車両で走行しながら絶対精度10cm以内の高精度な3次元空間位置データ(カラー点群、画像データ)を簡単に取得できるモービルマッピングシステム(Mobile Mapping System:以下MMS)の新製品「MMS-X」シリーズを11月30日から発売します。
発売の概要
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発売の狙い
MMSは、車両にGPSアンテナ、レーザースキャナー、カメラなどの機器を搭載し、走行しながら道路周辺の3次元空間位置データを高精度で効率的に取得できるシステムで、道路の維持管理に必要な道路台帳附図作成業務をはじめとした公共測量・調査にも採用されており、路面の調査、トンネルの調査点検などに活用されています。また、MMSは本年8月に国土交通省が整備する新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)にも登録(登録番号:KK-090011)され、測量に適したシステムとして認知度が高まっています。
当社は、カメラ2台、レーザースキャナー2台で車両の前方を計測する「MMS-S」シリーズを2007年度より発売していますが、進行方向の裏側は死角となるため逆向きの走行が必要なので、一度の走行で済む効率的な計測が求められていました。
当社は今回、「MMS-S」シリーズの基本機能を踏襲しつつ、より多くのセンサーを搭載し、一度の走行で高精度な3次元空間位置データを取得できる「MMS-X」シリーズを発売します。
新製品の特長
| 1. | 多センサー化による広範囲のカメラ撮影と高密度なレーザー点群の取得を実現 道路周辺を撮影するカメラは、広い視野角(水平方向80度、垂直方向64度)を持つ500万画素の高精細カメラで、車両の前後左右に計6台まで配置して、全周囲(360度)を撮影できるほか、カメラで取得したカラー情報をレーザー点群に付与することで、レーザー点群のカラー化もできます。道路面と道路脇周辺を計測するレーザースキャナーは、車両の前後に計4台まで配置できるので、従来よりも高密度なレーザー点群を一度に取得できます。 さらに、後処理ソフトウエア※2(別売)を用い、レーザー点群とカメラ画像から、道路標識や横断歩道などの地物の認識や3次元地図の作成などが容易にできます。
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| 2. | センサー搭載部の小型・軽量化と高精度計測(絶対精度10cm以内、相対精度1cm以内)を両立 従来よりも多数のレーザースキャナーとカメラを搭載しながらも、車両の屋根のセンサー搭載部の小型・軽量化を実現し、対応車種を小型化しました。より狭い道での計測も可能です。 計測精度は、「MMS-S」シリーズと同等の高精度を確保しており、GPS可視区間で、道路面と道路脇周囲20m以内の3次元空間を絶対精度10cm以内、相対精度1cm以内の高い精度で計測します。 位置計測には、全国に配置された国土地理院電子基準点をネットワーク化したGPS補正(FKP方式)を使用しているので、長距離の連続走行でも均一な精度が得られます。
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