三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、メガワット級の風力発電システムや太陽光発電システム向けに、業界最大の定格電流容量の2素子入り産業用IGBT※1モジュール「New-MPD※2シリーズ」2機種を、2010年1月から順次発売します。
| ※1 | Insulated Gate Bipolar Transistor : (絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)電力スイッチング半導体 |
| ※2 | MPD:Mega Power Dual(大容量2素子入の意味)の略 |
発売の概要
|
発売の狙い
地球温暖化を抑制するため、風力や太陽光などの自然エネルギーを利用した発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない発電システムの導入が進んでいます。メガワット級の大規模な発電システムも登場しはじめ、電力変換装置のコンバーターやパワーコンディショナーなども大容量化しています。
当社はメガワット級の電力を扱うIGBTモジュールとして、2002年に耐圧1200V、定格電流容量1400Aの製品をはじめとする、2素子入りのMPDシリーズを発売しましたが、発電システムの大容量化に対応するため、今回、新シリーズの「New-MPDシリーズ」を発売します。産業機器向けの大容量インバーターや無停電電源装置(UPS)などにも使用できます。
新製品の特長
| 1. | 専用パッケージと第6世代IGBTにより、定格電流容量を2500Aまで拡大 大電流に対応して内部構造などを見直した専用パッケージと、低損失な第6世代IGBTの採用により、定格電流容量を従来のMPDシリーズの1.5倍以上にそれぞれ拡大しました。CM2500DY-24Sの定格電流容量2500Aは、2素子入りの産業用IGBTで業界最大※3です。これにより、自然エネルギーを利用した発電システムのさらなる大容量化が可能になります。
|
||||
| 2. | 余裕を持ったチップ配置で、水冷時の冷却効率を向上 水冷で使用した場合の冷却効率を向上させるために、パッケージ内のチップは余裕を持った配置にしています。 |
||||
環境への配慮
2002年発売のMPDシリーズは、2006年7月に施行された欧州のRoHS※4指令に非対応ですが、本シリーズはすべて規制をクリアしています。MPDシリーズも順次対応させていきます。
| ※4: | RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)指令。EU加盟国で2006年7月以降に販売される電気電子機器に対し、特定有害6物質の含有を規制するもの |
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部
TEL: (03)3218-3239 FAX: (03)3218-2723

