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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2010年2月16日
開発1009

パソコン、IP電話、テレビ、携帯電話を光ファイバー1回線で快適に利用可能に

マルチサービスを実現する高速ホームネットワーク

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三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、10G-EPON※1に接続して実効速度が毎秒1ギガビットの高速伝送を実現するホームゲートウェイの試作機を開発しました。これにより、家庭内のパソコン、IP※2電話、テレビ、携帯電話を1回線で快適に利用できる高速ホームネットワークが実現できます。

  • ※1:10Gigabit-Ethernet Passive Optical Network:1本の光ファイバーに複数の加入者を収容する通信技術伝送レートは10Gbps
    「双方向10Gbpsの超高速光アクセス『10G-EPON試作システム』を開発」として2009年2月5日発表
  • ※2:Internet Protocol:IP電話は音声をデジタルデータに変換し、インターネット網を通じてやりとりする電話

開発の背景

近年、インターネットやIP電話、映像配信など家庭内マルチサービスとしてパソコン、IP電話、テレビを1つの回線で利用できるトリプル(3重)プレイが普及しつつあります。一方、映像配信を含めた大容量の家庭内マルチサービスをユーザーがストレスなく享受するには、大きく2つの整備すべき課題があります。

第1の課題は、ユーザー宅の光回線終端装置(ONU※3)と電話局の局内装置(OLT※4)をつなぐ光アクセスネットワークの高速化であり、第2の課題は、外部からホームネットワークへの侵入を防ぐファイヤウォール機能などで高負荷となる通信環境下における十分な実効速度の確保です。現在の光アクセスネットワークにつながるホームゲートウェイの実効速度は数百Mbps程度と言われており、少なくとも1Gbpsへの高速化が求められています。

当社は、第1の課題に対し既に上り下り双方向で10Gbpsの高速通信を実現する10G-EPON試作システムを開発しています。今回、第2の課題解消のため、10G-EPONに接続し、高負荷の通信環境においても実効速度が従来に比べ510倍となる1Gbpsの実効速度が得られるホームゲートウェイの試作機を開発しました。これにより、高速光アクセスシステムと高速ホームネットワークを実現し、家庭内マルチサービスの早期実現に貢献します。

  • ※3:Optical Network Unit:加入者側の光回線終端装置
  • ※4:Optical Line Terminal:電話局側の光回線終端装置

主な開発成果

  1. 実効速度が1Gbpsのホームゲートウェイを開発

    昨年開発した10G-EPON試作システムに接続して、高負荷の通信環境でも1Gbpsの実効速度が得られる専用のIP転送エンジンを搭載したホームゲートウェイの試作機を開発しました。実効速度が従来に比べて510倍となり、快適な家庭内マルチサービスを実現する高速ホームネットワークが構築できます。

  2. フェムトセル小型基地局などを接続してマルチサービスが可能に

    今回試作開発したホームゲートウェイは、フェムトセル小型基地局※5とも接続可能で、IP-STB※6などのサービス端末を接続すると1つの光ファイバー回線でパソコン、IP電話、テレビ、携帯電話によるマルチサービスが実現できます。

    • ※5:2009年7月16日発表
    • ※6:IP-Set Top Box。家庭用のテレビにインターネット接続して、双方向通信を実現するための端末

今後の展開

フェムトセル小型基地局による高速無線通信サービス・多チャンネル高精細映像配信サービスに加えて、安全・安心な暮らしを実現する生活支援サービスなどを創出するホームネットワークの開発を進めます。

特許

国内155件、海外34件 出願中

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所

FAX: (0467)41-2142

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