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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2010年3月25日
開発1010

GE-PONと次世代の10G-EPONを混在収容

世界最高性能の10G-EPON用デュアルレート・バースト光トランシーバーを開発

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三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、電話局とユーザー宅の端末をつなぐ光アクセスネットワーク(FTTH:Fiber-To-The-Home)の通信速度を、現行の1Gbpsから10倍の10Gbpsに低コストで高速化する技術として、GE-PON※1と次世代の10G-EPON※2の異なる規格の光信号を混在して送受信できる、世界最高性能のデュアルレート・バースト光トランシーバーを開発しました。本開発成果については、米国サンディエゴで開催中の国際学会OFC/NFOEC2010(Optical Fiber Communication Conference and the National Fiber Optic Engineers Conference)で、本日発表します。

  • ※1:Gigabit Ethernet - Passive Optical Network:ギガビット毎秒の伝送速度を有する光加入者ネットワーク
  • ※2:10Gigabit Ethernet - Passive Optical Network

開発の背景

現在の光アクセスネットワークには、伝送速度が1GbpsのGE-PONが導入されていますが、近年、インターネット・トラフィック(データ量)が増大するとともに、高精細ビデオ配信、大容量ファイル転送などの需要が急速に伸びると予測される中、従来の10倍となる10Gpbsへ伝送速度を高速化した光アクセスシステム10G-EPONの実用化が進められています。

10G-EPONの普及には、新たなファイバーを敷設せず既存のファイバー上にGE-PONと10G-EPONを混在収容してコストの抑制を図ることが必須で、GE-PONと10G-EPONの異なる光信号を高速に識別して送受信するデュアルレート・バースト光トランシーバーの開発が最大の課題となっています。

当社は10G-EPON単独のバースト光トランシーバーを開発済みで、昨年には10G-EPONとGE-PONを混在収容可能なシステムの試作も行っています。

今回、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)に収容可能な世界最高性能のデュアルレート・バースト光トランシーバーを開発しました。これにより、光アクセスシステムの経済的な高速化の実現が近づきました。

なお、本技術は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)委託の「広域加入者系光ネットワーク技術の研究開発」の開発成果を一部使用しています。

主な開発成果

  1. デュアルレート・バースト光トランシーバーを開発

    10G-EPONとGE-PONの異なる光信号を送受信できる世界最高性能のデュアルレート・バースト光トランシーバーを開発しました。

    • (1)‐31.2dBm(10Gbps受信時)、‐35.6dBm(1Gbps受信時)の最小受信感度
    • (2)10G-EPONとGE-PONを800ナノ秒以下で切り替え
    • (3)82.5GS/sの高速で動作するデュアルレート対応サンプリングCDR(Clock and Data Recovery)
  2. IEEE802.3av PR30に完全準拠する光学特性

    ロスバジェット29dB、最大分岐数32分岐、最大伝送距離20kmに対応した高い光学特性を有しており、10G-EPON規格の中で最も厳しいIEEE802.3av PR30に完全に準拠しています。


今後の展開

今後、今回開発したデュアルレート・バースト光トランシーバーを搭載した10G-EPONシステムの開発を進めます。

特許

国内25件、海外9件 出願中

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所

FAX: (0467)41-2142

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