ここから本文

ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2010年9月16日
電力No.1005

原子力分野で初の日中合作の計装制御システム

中国原子力発電所向けデジタル計装制御システム初号機を出荷

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、北京広利核系統工程有限公司(以下CTEC社)と共同受注した原子力発電所向けデジタル計装制御システム10基のうち初号機を出荷します。出荷する計装制御システムは、原子力分野で初の日中合作のデジタル計装制御システムです。

背景

 中国では2020年までに原子力発電所の設備容量を現状の9,000MWから60,000MWへ増強することが決定されており、2030年までには160,000MWへとさらなる増強が計画されています。新設される原子力発電所は明らかになっているだけで50基以上にのぼります。
 当社は、中国のシステムエンジニアリング会社であるCTEC社と共同で、2007年7月に日本企業として初めて中国の原子力発電所向けデジタル計装制御システム6基を受注しました。その後、2009年9月と10月に4基を受注し、CPR1000型原子炉※1の原子力発電所12基中10基に当社の計装制御システムが採用されることとなりました。
※1: 中国自主設計の1,000MW加圧水型原子炉。

出荷製品について

 デジタル計装制御システムは、原子力発電所が安全に運転され、効率よく発電を行えるよう、発電所全体を、制御、監視するシステムです。

 今回出荷するのは、中国広東核電集団有限公司が建設し、2012年に運転開始予定の、出力1,000MW(メガワット)の紅沿河(コウエンガ)原子力発電所 1号機向けで、2007年に受注した後、設計を開始し、2009年からCTEC社北京工場で組み立てと工場試験を行いました。

 デジタル計装制御システムは、プラントの運転を統括する中央制御盤、中央制御盤からの指令を受けて通常運転に使用される制御盤(非安全系)、および非常時にプラントを安全に停止させる安全保護盤(安全系)とそれらに搭載されるソフトウエア等で構成され、1基あたりの盤数は約180面にも及びます。

 システム全体の取りまとめはコンソーシアムリーダーとして当社が実施しています。製作の分担は、非常時にプラントを安全に停止させる安全保護系(安全系)を当社が、通常運転に使用される制御系(非安全系)システムをCTEC社が担当しています。

今後の展開

 中国では今後10年のうちにCPR1000型原子炉の原子力発電所24基程度が建設される計画です。当社はすでに受注したシステムを順次製作するとともに、さらなる受注拡大を目指します。

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 電力事業部 原子力部

TEL: (03)3218-2611 FAX: (03)3218-9027

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。