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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年5月18日
通信No.1102

大西洋横断の光海底ケーブルシステムで、初めての40Gbps化

「TAT-14 Cable Network」の40Gbps波長増設プロジェクトを受注

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 三菱電機株式会社は、光海底ケーブルシステム「TAT-14 Cable Network」(以下、TAT-14)の40Gbps波長増設プロジェクトを、TAT-14の事業主体である「TAT-14 CN Purchasing Consortium※1」から受注しましたのでお知らせします。大西洋横断システムの40Gbps化は世界初※2です。

※1: 欧米の通信事業者 9社からなる企業連合(コンソーシアム)
※2: 2011年5月18日時点の当社独自調べ

 
項目 内 容
納入製品 陸上端局装置
最大伝送容量 1.2テラbps

第1期 2012年第1四半期 完成予定
第2期 2012年第4四半期 完成予定
納入国 米国、イギリス、デンマーク
対象区間 米国〜イギリス、米国〜デンマーク、
米国内(2ヵ所)
TAT-14のネットワーク図 プロジェクトの概要

受注の背景

 TAT-14は米国東海岸2ヵ所と欧州5ヵ国※3を結ぶ、総延長15,000キロメートルの光海底ケーブルシステムで、10Gbps光伝送技術を導入した2001年の建設以来、欧米各国相互の国際通信を支えています。一方、インターネットの急激な普及により国際間の通信トラフィック需要が急増し、40Gbpsへの高速大容量化が急がれていました。

 TAT-14建設当時から参画している当社は、2008年に行われた最初の波長増設工事でも陸上端局装置を納入し短期間で工事を完遂、運用開始後も同装置の高品質を維持することでお客さまから高い評価をいただきました。今回の受注は、この実績に加え、事前のフィールド試験で当社の40Gbps陸上端局装置がお客さまの要求を十分満足できた成果です。

※3: イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、デンマーク

当社の光海底ケーブルシステム事業

 1990年に光海底中継器回路の開発に着手した当社は、99年には世界初となる10Gbpsの光海底中継器と陸上端局装置を商用化し、世界15ヵ国の海底ケーブルシステムに納入しました。今回受注の40Gbps陸上端局装置も、これまで蓄積してきた長距離光伝送技術に裏づけられた高い品質と信頼性が特長です。

今後の展開

今回の受注を契機に、太平洋横断を始めとする光海底ケーブルシステムの増設に、40Gbps陸上端局装置を展開していきます。

TAT-14 CN Purchasing Consortium加盟9社一覧

AT&T Corp., British Telecommunications plc.,

Cable & Wireless Global Network Organization Limited,

Deutsche Telekom AG.,  France Telecom S.A.,  KPN B.V., 

Sprint Communications Company L.P., TeliaSonera AB (publ) ., Verizon Business.

お問い合わせ先
三菱電機株式会社
 通信システム事業部 通信第一部

TEL: (03)3218-6221 FAX: (03)3218-6455

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