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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2011年10月18日
半導体No.1115

消費電力を約50%低減した光送信モジュール

10Gbps伝送用 EML-TOSA発売のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、データセンター間などの高速・大容量通信の光伝送装置に使用される光送信モジュールの新製品として、XMD-MSA※1に準拠したCAN型※210Gbps伝送用EML※3-TOSA※4を10月31日に発売します。

※1  10Gbps Miniature Device Multi Source Agreement :10Gbps光デバイスの業界標準仕様
※2 光デバイスで広く用いられている量産性に優れるパッケージ
※3 Electro-absorption Modulator Laser:電界吸収型光変調器を集積化した半導体レーザー
※4  Transmitter Optical Sub Assembly:送信用小型光デバイス

新製品の特長

1. 消費電力を約50%低減
EML素子の高温動作の実現により、冷却用の熱変換素子※5を小型化
熱変換素子の小型化により、消費電力を0.6Wと従来比約50%に低減※6
※5: EML素子の動作温度を一定に保つための熱と電力を変換する素子
※6: 当社従来製品「FU-612REA」との比較
2. 高い信号品質により、40kmの伝送を実現
新たに開発したEML素子により低い伝送ペナルティ※7と高い消光比※8・マスクマージン※9を実現
低ペナルティと、高い消光比・マスクマージンにより40kmの伝送を実現
※7: 伝送前後で所定の受信信号品質を得るために必要な光出力の差で、小さいほど品質が優れる
※8: 光波形のオン状態とオフ状態の光出力の比で、大きいほど品質が優れる
※9: 伝送規格ごとに定められた光波形の品質を表す指標の一つで、大きいほど品質が優れる
3. CAN型パッケージを採用
従来のボックス型から生産が容易で量産性に優れたCAN型パッケージを採用

発売の概要

製品名 型名 出力 サンプル価格
(税抜き)
サンプル
出荷開始日
10Gbps伝送用
CAN型EML-TOSA
FU-613REA −2〜+2dBm 30,000円 10月31日
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第ニ部

TEL: (03)3218-4880 FAX: (03)3218-4862

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