ニュースリリース

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2012年5月15日
リ本No.1209

災害時のエネルギー自立と平常時のエネルギー最適利用が可能なシステムを実証

業界初「PV・EV連携HEMS」による電力最適制御実証を大船スマートハウスで開始

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 三菱電機株式会社は、「大船スマートハウス」※1 (神奈川県鎌倉市大船、情報技術総合研究所内)に太陽光発電(PV)と電気自動車(EV)などの容量の大きい蓄電池を連携して制御する「PV・EV連携パワコン」を新たに設置し、HEMS※2との連携による「PV・EV連携HEMS」を業界で初めて※3構築しました。災害時でも安全・安心な暮らしの基盤を実現するための実証実験を開始します。

  • ※1:2011年5月11日発表「大船スマートハウス」でスマートグリッドの実証実験を開始
  • ※2:Home Energy Management System
  • ※3:2012年5月15日現在(当社調べ)

実証システムの構成図

実証実験の目的

 「PV・EV連携パワコン」と当社独自の生活パターンセンサーを活かしたHEMSの連携で、家庭内の家電機器を含めた最適制御を実現します。災害時の長期にわたる停電や社会的な節電要請時にも快適さを損なわずに生活できるシステムの早期実用を目指し、実証実験を行います。
  1. 災害などによる停電時にも1週間以上の電気的な自立が可能
    • 容量の大きい電気自動車の蓄電池を活かし、昼間は太陽光発電の余剰電力を充電
    • HEMSによる各家庭の生活パターンに対応した充放電制御を実施
  2. 平常時のエネルギー最適利用
    • 太陽光発電の電力や、電気自動車にオフピーク時に充電された電力の有効活用
    • HEMSコントローラーによる家電機器制御を活用した更なるエネルギー最適利用の実現

今後の展開

 2011年度の実証成果に基づき、ハウスメーカーと共同で当社HEMSの一部事業化を始めています。また、大船スマートハウスでの「PV・EV連携HEMS」に関する実証実験と並行して、ハウスメーカーと連携した実フィールドでの実証も行い、「PV・EV連携HEMS」の早期事業化を目指します。

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 住環境研究開発センター 業務グループ

TEL: (0467)41-2211 FAX: (0467)41-2219

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