ニュースリリース

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2012年6月25日
社会 No.1205

北米市場向け生産能力を増強

米国の鉄道車両用空調システム新工場が生産開始

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 三菱電機株式会社は、北米向け鉄道車両用空調システム事業を強化するため、米国拠点の子会社Mitsubishi Electric Power Products,Inc.(米国ペンシルバニア州、以下MEPPI)に新工場を新設しました。2012年6月28日(現地時間)から生産を開始します。投資金額は約2.3億円で、これによりグローバルでの生産能力を現状の1.5倍に増強します。

 北米拠点設立により、米国における機器国産化条件への対応強化と保守事業の取り込みを図り、北米市場でのシェア30%※1を目指します。

  • ※1:2011年度約10%(当社推定値)

新工場外観

新工場外観

新工場の概要

場  所 ペンシルバニア州ビーバー郡    ※MEPPI本社近隣
建屋床面積 1階建4,725㎡     ※土地・建屋は賃借
投 資 額 2.7百万USドル(約2.3億円)

MEPPIの概要

社  名 Mitsubishi Electric Power Products, Inc.
所 在 地 米国ペンシルバニア州ピッツバーグ
事業内容 電力用ガス遮断器の製造・販売・保守
電力用送変電機器、発電/原子力機器の販売・エンジニアリング
鉄道車両用電気機器、大型映像用機器の製造・販売・保守
無停電電源装置の販売・保守
沿  革 1985年米ウエスチングハウス社と合弁で設立
1989年三菱電機の100%子会社化
代  表 Brian Heery, President & CEO
資 本 金 25.85百万USドル
従 業 員 約600人

工場設立のねらい

 近年、環境意識の高まりにより環境負荷の少ない移動・輸送手段として鉄道の重要度が高まる中で車両用空調の需要も増加しており、特に米国では安定的に大口商談が見込まれます。

 当社は、鉄道事業全体の売上目標である2015年度2,300億円のうち海外800億円の達成にむけて鉄道車両用電機品の生産・販売体制の整備を進めています。MEPPIで生産している推進制御装置などの車両用電機品とともに車両用空調機器の現地生産要求への対応力を強化し、品質の向上を図るとともにグロ−バルで効率的な生産体制を構築して北米での事業拡大を目指します。

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