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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2012年9月18日
半導体No.1211

パワー半導体の新技術・新製品開発を加速

三菱電機 グリーンアジア国際戦略総合特区法人指定のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、本日、福岡県よりグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に指定されましたので、お知らせいたします。


 当社は、豊かな社会構築に貢献する『グローバル環境先進企業』を目指し、パワーエレクトロニクス技術の発展に取り組んでおります。今回の指定を受け、パワー半導体の開発・製造に取り組んでいるパワーデバイス製作所(福岡県福岡市)では、国際戦略総合特区の制度を活用し、SiCパワー半導体を含めた新技術・新製品の開発を加速します。

グリーンアジア国際戦略総合特区について

 グリーンアジア国際戦略総合特区は、総合特別区域法に基づき、2011年12月22日福岡県、北九州市、福岡市が国から指定を受けました。「アジアと環境」を軸に、地域に蓄積された産業・技術・人材・ネットワーク等の強みを生かし、「都市環境インフラのパッケージ化によるアジア展開」、「環境配慮型製品の開発・生産拠点の実現」、「資源リサイクルシステムの確立」、「アジアとのシームレスなビジネス環境の実現」の4つの柱に沿って事業が展開されています。

 国際戦略総合特区の指定法人は、建屋建設・設備導入等の投資を行う際、一定の条件を満たす場合、課税の特例措置を受けることができます。

パワー半導体と総合特区の法人指定について

 電力を効率よく制御するパワー半導体は、エアコン・冷蔵庫などの家電製品から一般産業機器、鉄道、さらにはハイブリッド自動車・電気自動車や風力・太陽光発電など幅広い用途で使用されており、低炭素社会へのキーデバイスとして世界的な需要の拡大が見込まれています。

 当社は、電力損失の少ないパワー半導体の開発・生産に取り組んでおり、この取り組みがグリーンアジア国際戦略総合特区事業のひとつである「環境配慮型高機能・高コストパフォーマンス製品開発・生産拠点の構築」の事業趣旨に合致することから、指定法人の指定を受けることとなりました。

パワー半導体の技術・製品開発力強化の背景と狙い

 当社はSiCパワー半導体など、さらなる電力損失低減のための新技術や新製品の開発を行っていますが、需要が拡大・多様化する中、新製品開発の加速が求められていました。
 このため、パワーデバイス製作所内にパワー半導体の設計技術棟を新たに建設し、敷地内に分散していた開発・設計技術部門を1カ所に集結するとともに、集結で生じたスペースに新製品の試作評価用設備を導入することで、技術・製品開発力を強化し、需要が拡大・多様化するパワー半導体の新製品開発を加速します。

【設計技術棟の概要】
所在地 福岡県福岡市西区今宿東一丁目1番1号 (パワーデバイス製作所内)
建築面積 約1,800㎡ (延床面積 約10,500㎡)
構造 鉄骨(S)造、地上6階建
竣工予定 2014年2月
使用開始予定 2014年3月
投資総額 約25億円
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 パワーデバイス製作所 総務部

TEL: 092-805-3012 FAX: 092-805-3731

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