ニュースリリース

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2013年10月1日
電力No.1306

中国四国地方で初導入となる粒子線治療装置

岡山県の津山中央病院から新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注

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 三菱電機株式会社は、岡山県津山市の財団法人津山慈風会津山中央病院(理事長:浮田 芳典)から、がん治療に使用される新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注しました。中国四国地方に粒子線治療装置が導入されるのは初めてです。今回の装置は、2016年3月に開設予定で津山中央病院地内に設置する「岡山大学・津山中央病院共同運用/がん陽子線治療センター」に導入されます。

新型粒子線治療装置(陽子タイプ)のイメージ図

新型粒子線治療装置(陽子タイプ)のイメージ図

受注の背景

 今回受注した新型粒子線治療装置(陽子タイプ)の「高線量率照射」や「ユニバーサルノズル」などの新機能は、自社内検証機で薬事申請の早期取得に向けて各種試験を進めており、施設の早期稼働を図るため、人材育成などの施設立ち上げの支援も行います。

 津山慈風会は、津山中央病院を中心に岡山県北の地域基幹病院として大きな役割を担っています。今回の施設開設により、国内のみならず広く世界に通じる高度先進医療の普及に貢献します。

納入する施設について

 「岡山大学・津山中央病院共同運用/がん陽子線治療センター」は、津山中央病院(院長:藤木 茂篤)の敷地内に開設され、国立大学法人岡山大学(学長:森田 潔)と共同運用されます。津山中央病院と岡山大学病院放射線科(教授:金澤 右)が中心になり、陽子線治療の診療、臨床研究、人材育成教育にあたるものです。

当社の粒子線治療装置への取り組み

 現在、国内の医療機関11施設で粒子線治療装置による治療や臨床研究が行われており、当社はこのうち8施設に装置を納入し、現在までに16,000人以上が当社製装置で治療を受けています。

 今回の津山中央病院との契約により、国内では9施設が当社製になります。

 当社は、今回の新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を国内はじめ、海外にも展開し、病院関係者からのご要望を基に本体装置や支援機能などを開発し、より多くの患者を治療できる装置の提供と、粒子線治療施設の運営に必要な人材の育成支援や施設間の連携支援など、運用面も含め、粒子線治療の普及促進に取り組んでいきます。

お問い合わせ先
三菱電機株式会社
 原子力・医療システム事業部 先端・医療システム部

TEL: (03)3218-2466 FAX: (03)3218-9027

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