ここから本文

ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2014年11月5日
半導体 No.1411

インターリーブ方式での制御を1つのICで実現し、システムの小型化に貢献

三菱電機「過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー」発売

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社は、エアコンやインバーター機器で使用されるパワー半導体を駆動するドライバーICの新製品として、「過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー」を11月17日に発売します。2入力2出力機能(デュアル)の内蔵により、高効率化や低ノイズ化を実現するインターリーブ方式※1での制御を1つのICで実現し、インバーターシステムの小型化に貢献します。

  • ※1電源を複数系統(2相)に分けて各相に位相差をもたせ、電流リプルなどを互いに打ち消し合う制御方式。2相の場合には、電流位相が180°の位相差をもつことで電流リプルが相殺され、ノイズフィルター回路の簡素化や高効率化が可能

過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー M81762FP

過電流保護内蔵 デュアルローサイドドライバー M81762FP

新製品の特長

  1. 1つのICでインターリーブ方式での制御を実現し、システムの小型化に貢献
    • インターリーブ方式に最適な2入力2出力機能(デュアル)により、1つのICで制御可能
    • 従来品(M63975FPを2つで制御)と比べ、基板実装面積を約25%縮小
  2. 過電流保護機能の内蔵により、システム設計の簡素化を実現
    • 過電流保護機能の内蔵により外付け部品が削減でき、システム設計の簡素化を実現
    • 異常時エラー出力機能(FO:Failure Output)とFOパルス幅生成タイマー機能(CFO:Capacitor FO)の内蔵により、過電流検出や電源電圧低下検出を一定時間外部へ信号伝達可能
  3. 高ノイズ耐性の実現により、システムの信頼性向上に寄与
    • スイッチング時のラッチアップ誤動作※2を抑制する埋め込み層※3の採用で高ノイズ耐性を実現し、システムの信頼性向上に寄与
    • ※2複数の素子が同一チップ上に形成されているため、ノイズなどにより相互に影響し合い誤動作に至る現象
    • ※3素子直下に設けられた低抵抗拡散層。素子間直下のインピーダンスを低減でき、ノイズの影響を抑制する

発売の概要

製品名 形名 概要 サンプル価格
(税抜き)
発売日
過電流保護内蔵
デュアルローサイド
ドライバー
M81762FP 24V/-0.8A,+1.75A 165円 11月17日
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部

TEL: (03)3218-3239 FAX: (03)3218-2723

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。