ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2017年3月15日
半導体No.1703

高速光ファイバー通信用光トランシーバーの小型・低消費電力化に貢献

「100Gbps小型集積APD ROSA」サンプル提供開始のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、伝送距離40km※1・伝送速度100Gbps※2 の高速光ファイバー通信で使用される受信モジュールの新製品として、光トランシーバーの小型・低消費電力化に貢献する「100Gbps小型集積APD※3 ROSA※4」のサンプル提供を6月1日に開始します。
 なお、本製品は「The Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2017」(3月21日〜3月23日、於:米国・ロサンゼルス)に出展します。

  • ※1ITU-T G.959.1 4L1-9D1F規格(国際電気通信連合にて定められた通信速度100Gbpsの標準規格)において
  • ※2Gbps(Giga-bits per seconds):1秒間に10億個のデジタル符号を伝送できる通信レートの単位
  • ※3Avalanche photodiode:なだれ増倍(アバランシェ増倍)を利用して受光感度を高めたフォトダイオード
  • ※4Receiver Optical Sub Assembly :受信用小型光デバイス
100Gbps小型集積APD ROSA「FU-302RPA」

100Gbps小型集積APD ROSA「FU-302RPA」

新製品の特長

  1. APD ROSA単体で伝送距離40kmを実現し、高速光ファイバー通信の長距離伝送に対応
    • チップ構造の最適化により、高速な光・電気変換応答特性※5 を有す高感度APD素子を開発
    • APD ROSA単体で伝送距離40kmを実現し、光トランシーバー内の光増幅器を省略※6
    • データセンター間などの高速光ファイバー通信に求められる長距離伝送に対応
    • ※5APDにより光信号を電気信号に変換するときの光信号のON・OFFに対する電気信号の応答特性
    • ※6従来はPD ROSAと光増幅器の組み合わせで伝送距離40kmに対応
  2. 小型光トランシーバーの次世代規格に適合
    • 光増幅器を省略できるAPD素子の搭載と光学部品およびその配置の最適化により、小型光トランシーバーの次世代規格であるQSFP28※7 に適合
    • ※7QSFP28:Quad Small Form-factor Pluggable
  3. 業界トップレベルの低消費電力を実現
    • APDからの電気信号を増幅するTIA※8 の電力を抑えることで、業界トップレベル※9 の低消費電力値0.4W(代表値)を達成
    • ※8Trans Impedance Amplifier:電流/電圧変換増幅器
    • ※92017年3月15日時点、当社調べ

サンプル提供の概要

製品名 形名 概要 サンプル価格
(税抜き)
サンプル
提供開始日
100Gbps小型集積
APD ROSA
FU-302RPA ・波長1.3μm APD素子
・LCレセプタクル
オープン 6月1日
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第ニ部

TEL: (03)3218-4880 FAX: (03)3218-4862

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