ニュースリリース

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2017年10月17日
自動車No.1706

高い安全性と快適性を両立した自動運転を実現

自動運転技術搭載車「xAUTO」の実証実験を高速道路で実施

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 三菱電機株式会社は、「自律型走行技術」と「インフラ型走行技術」を組み合わせた自動運転技術を搭載した実証実験車「xAUTO(エックスオート)」を用いて、2016年5月から高速道路で実証実験を実施しています。本実証実験車を「東京モーターショー2017」(10月27日〜11月5日、於:東京ビッグサイト)に出展します。

背景

 当社は自動運転の実用化に向けて、「大切なのは、どんな時でも人を想うこと」のコンセプトの下、当社の技術力を結集して自動運転技術を開発し、『Diamond Safety』と命名しました。当社は、前方および後側方を監視するミリ波レーダ、前方監視カメラなどの周辺センシング技術を高度に組み合わせた「自律型走行技術」を開発してきました。これに加え、準天頂衛星システムからのセンチメータ級測位補強サービス(以下CLAS※1)信号と高精度3次元地図を組合せた「インフラ型走行技術」を開発しています。これらの「自律型走行技術」と「インフラ型走行技術」の組合せにより、高い安全性と快適性を両立した自動運転が可能となります。

  • ※1Centimeter Level Augmentation Service

実証実験の概要

  1. 「自律型走行技術」と「インフラ型走行技術」の組合せによる自動運転
    •   独自の「自律型走行技術」と「インフラ型走行技術」を組み合わせた自動運転技術を実証実験車「xAUTO」に搭載して、高速道路※2で300時間を超える実証走行を行いました※3。この結果、実際の様々な道路環境や、濃霧や雪道など視認性が悪い環境下においても、自動運転が実用可能なことを確認しました。
    • ※2山陽自動車道(神戸JCT〜赤穂IC)、道央自動車道(士別剣淵IC〜深川IC)で実施
    • ※3CLAS信号は、準天頂衛星システムからの配信前のため、模擬信号を用いて実施
  2. 準天頂衛星システムからのCLAS信号を用いた実証実験
    •   世界で初めて、準天頂衛星システムから配信されるCLAS信号を用いた自動運転の実証実験を9月19日から高速道路で実施し、これまでの実証走行と同様、実用可能レベルにあることを確認しました。また、トンネルなどCLAS信号が受信困難な状態でも、車両の走行情報や前方監視カメラなどの周辺センシングから、リアルタイムで自車位置を認識する高精度位置把握技術により、「インフラ型走行技術」での自動運転が実用可能であることを確認しています。

開発担当

三菱電機株式会社 自動車機器開発センター
〒670-8677 兵庫県姫路市千代田町840番地
TEL 079-293-1251(大代表) FAX 079-298-7348

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