車載システム向け多層防御技術

開発の特長

  1. クラウド連携を不要とする車載情報機器上での攻撃検知を実現

    攻撃手口に着目した独自のログ分析型軽量攻撃検知方式の適用により、これまでパターン照合処理に必要だったクラウド連携を不要とし、複雑な外部からのサイバー攻撃を車載情報機器上で検知

  2. 高速セキュアブート技術により、システム起動を高速化し、待ち時間を短縮

    車載情報機器のソフトウエアの正当性を検証するセキュアブートを高速化し、検証しない場合と比較して車載情報機器の起動時間の増加を10%未満に抑えつつ、セキュア化を実現

    • 当社従来技術との比較

開発の概要

  攻撃検知 セキュアブート
今回
  • 攻撃の手口に着目することで処理を軽量化
  • 車載情報機器上でサイバー攻撃を検知
  • 起動時に必要なソフトウエアを優先的に検証することで高速化
  • 10%未満の起動時間増でソフトウエアの正当性検証を実現
従来
  • 膨大なパターンと照合する高負荷な処理のため、クラウド連携が必須
  • ソフトウエア全体をロード・検証するため起動が低速