樹脂成形導波管スロットアレーアンテナ試作機
樹脂成形導波管スロットアレーアンテナ試作機

開発の特長

  1. 樹脂成形による「導波管スロットアレーアンテナ」を開発し、軽量化・低コスト化を実現
    • 独自のボス・アイリス構造※6を採用し、樹脂成形品固定と電気特性補償を両立した「樹脂成形導波管スロットアレーアンテナ」を実現
    • 当社製の金属スロットアレーアンテナと比べ、40%の重量削減、90%のコスト低減を実現
    • ※6

      成形品を固定するための機能と導波管内部の電気特性を確保する機能を一体化した独自構造

      • ・ボス

        ネジ止め穴をつくるために必要な、小さな円筒形の突起構造

      • ・アイリス

        導波管内部に絞りをいれ、電気特性を調整する構造。本構造では一部のボスや形状を保つために内部に施した凹凸のリブ構造が、アイリスの役割を兼ねている

  2. 独自の構造により業界トップクラスの高性能を実現
    • 広島工業大学と共同で、最適なビーム成形を可能とする新リッジ構造※7を開発
    • 業界トップクラスとなる、従来比※1で60%のサイドローブ低減、90%の交差偏波低減、10%の電力効率の向上を実現
    • ※7

      アンテナ内部に障壁のような構造を組み込み、小型化を図る手法

今後の展開

今後、気象レーダー分野への適用を視野に、実用化に向けて開発を進めます。