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ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2019年1月25日
開発No.1906

連続して到来する津波の波面検知・水位推定により、沿岸地域の防災・減災に貢献

「レーダーによる津波多波面検出技術」を開発

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 三菱電機株式会社は、従来の「レーダーによる津波監視支援技術※1」を高度化し、海表面の流速のレーダー観測により、連続して到来する津波の波面検知と、従来より正確な水位推定を実現する「レーダーによる津波多波面検出技術」を開発しました。この技術により、津波の規模を早期※2かつより正確に把握し、迅速な避難計画の策定を支援し、沿岸地域の防災・減災に貢献します。今後は2025年の実用化を目指し、大学機関と連携し開発を推進します。

  • ※12015年2月17日当社発表
  • ※2海表面の流速を観測する海洋レーダーは、条件により約50km沖合を観測可能(土木学会(2001)

    より)。傾斜水深300mの海洋では沖合50kmの津波は時速約98kmとなり、約30分で沿岸に到達

開発の特長

  1. 海表面の流速から、連続して到来する津波の進行方向(波面)を検出

    • 遠方の海表面の流速をレーダーで観測し、定常流※3を除去した津波の成分を抽出
    • 流速が大きい領域が波面として到来する津波の性質に注目し、複数の波面候補から連続して到来する津波の進行方向を検出
    • 津波の誤検出率を0.1%以下まで低減し、より正確な津波情報を提供

    • ※3通常の海流や潮の干満による流れなど

  2. 津波の進行方向に基づく水位推定により、津波の規模をより正確に把握

    • 津波を波面で捉えることにより、津波の進行方向を考慮した津波の方程式(浅水長波理論※4)を水位測定に適用
    • 従来は1m以上あった水位推定誤差を50cm以内に抑え※5、より正確な避難計画の策定を支援

    • ※4津波のような波長の長い波の伝搬を表す非線形方程式
    • ※5レーダーからの距離50km以内、ただし海面の状態などの観測条件による

開発の概要

  津波監視支援に関する機能 提供情報
今回

  • 流速から定常流を除去し、津波を見える化
  • 連続して到来する津波の波面を検出
  • 津波の進行方向に基づき、水位をより正確に推定

  • 津波の流速情報、進行方向
  • 津波のより正確な推定水位情報

従来

  • 流速から定常流を除去し、津波を見える化
  • レーダーの電波送信方向を津波の進行方向と仮定して水位を推定

  • 津波の流速情報
  • 津波の推定水位情報

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所

FAX: (0467)41-2142

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