住環境研究開発センター住環境研究開発センター

研究所

住環境研究開発
センター

こころ豊かな生活環境を提供する
研究開発を推進

概要

住環境に関する機器の研究開発

住環境研究開発センターは、その前身にあたる「商品研究所」として1959年12月に設立された。その後、現リビング・デジタルメディア事業本部所属研究所となり、現在の名称となったのは1994年である。
同センターでは、家電製品(エアコン、冷蔵庫など)、住宅用設備(給湯機、換気扇など)、設備・業務用機器(冷凍機、空調機、照明機器など)、さらに製品の品質・安全性向上(機構部品・電子部品・基板の設計技術、評価技術など)に関わる研究開発を行い、様々な社会課題を解決して人々の生活向上に大きく寄与する研究開発拠点としての役割を果たしている。

研究開発の風土

同センターでは、研究員個々の感性を研究開発に活かす活動を行っている。製品開発を担当する製作所からの依頼研究のほか、今後の事業展開を見据えて自主的に設定したテーマの研究に加え、最近ではソリューション事業の構築に向け、早期に事業関係部門と連携して製品やサービスの提供形態を明確にし、事業化を見据えた技術検証、課題抽出のPoC(Proof of Concept)を所外・社外と連携して推進することで、開発加速を図っている。

また、グローバル化を見据え、海外拠点との交流や、連携した研究開発活動にも積極的に取り組み、豊かで快適、安全な生活環境の提供を目指している。

業務内容

冷熱・空調機器、ビル空調制御、家電機器、住宅関連機器のモーター・パワーエレクトロニクス技術、製品評価の技術開発

所在地
住環境研究開発センター(大船)
住環境研究開発センター(大船)

〒247-8501 
神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号

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住環境研究開発センター(静岡)
住環境研究開発センター(静岡)

〒422-8528 
静岡県静岡市駿河区小鹿三丁目18番1号

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CLOSE-UP TECHNOLOGY

冷やす、暖めるの匠

冷凍・空調技術

業務用冷凍空調機器、家庭用エアコン、冷蔵庫などの分野で、環境負荷削減と快適性の両立を目指している。機器の性能を最大限に活かす冷媒制御技術、熱交換器・送風機などの熱流体デバイス技術、建物全体のエネルギーマネジメント技術、居住空間の快適性を高める気流制御技術・低騒化技術、空調機を安心・安全に利用するための故障診断技術、これらを効率的に開発するシミュレーション技術開発に取り組んでいる。

関連リンク:ビル/オフィス用空調システム新しいウィンドウが開きます

冷やす、暖めるの匠
冷凍・空調技術

研究開発の成果は特許で守る

知的財産

開発した技術や新しいアイデアを特許出願するなど、知的財産に関する活動に力を入れており、その活動は社外からも高い評価を受けている(令和2年度全国発明表彰で特別賞「経済団体連合会会長賞」、その他地方発明表彰などを受賞)。グローバルに展開する事業を支えるために、知的財産活動もグローバルかつ戦略的に展開しており、それを実行しうる知財要員の育成には継続的に取り組んでいる。

関連リンク:知的財産新しいウィンドウが開きます

品質・安全第一の製品を目指して

設計・評価技術

製品の信頼性や安全性向上と開発期間短縮の両立のため、データサイエンスやモデルベース開発、シミュレーション技術などの開発と、X線CT装置や電子顕微鏡などを活用した分析・評価技術の開発を進めている。環境にも配慮した包装設計技術の開発にも取り組んでいる。

関連リンク:品質PDFが開きます

品質・安全第一の製品を目指して
設計・評価技術

生活スタイル革命を実現する技術開発

家電機器技術

冷蔵庫、IHクッキングヒーター、炊飯器、クリーナー、エアコンなどの商品分野で、おいしさ、使い勝手、快適性などのオンリーワン商品の開発を目指し、食品保存・加熱制御(炊飯・調理)・空質制御(除塵・脱臭・除菌・気流・加湿)などの要素技術開発に取り組んでいる。

関連リンク:個人のお客様新しいウィンドウが開きます

生活スタイル革命を実現する技術開発
家電機器技術

省エネの原点

高効率モーター・インバーター技術

家電製品や住宅設備・業務用機器の心臓部であり、先進コア技術であるモーター・インバーター。省エネ性や快適性を高めるため、小形で高効率、高出力なモーターと高効率・低振動にモーターを駆動させるインバーター制御の開発を行っている。グローバル展開も踏まえ、シミュレーションを用いた最適設計と、生産技術部門などの他部門とも連携しながら、トータルでの性能改善に取り組んでいる。

関連リンク:三菱電機FAサイト新しいウィンドウが開きます

省エネの原点
高効率モーター・インバーター技術

TOPICS

歴史

前身の「商品研究所」は1959年12月に設立、1988年には「生活システム研究所」、1994年には「住環境研究開発センター」とそれぞれ改称し、2019年には創立60周年を迎えました。設立以来、生活向上に寄与する家電製品の研究開発拠点として活躍。現在も将来性ある“環境”“省エネ”ビジネスに対応する研究拠点として大きな役割を担っています。

歴史

前身である、商品研究所外観

環境への取組

東部研究所地区(情報技術総合研究所・統合デザイン研究所・住環境研究開発センター)では、2009年9月、当社で初めて、100kW級を超える太陽光発電を設置しました。またオフィスの省エネモデル事業所として「ビル丸ごと省エネ」などの研究開発により、環境活動へ積極的に取り組んでいます。

環境への取組
地域コミュニケーション活動

住環境研究開発センターは、静岡製作所地区にも駐在組織があり、大船地区と合わせて、2拠点で研究開発を推進しています。拠点において、社員のご家族はもちろん、地域の方々をお招きしたイベントを工夫して開催しています。(写真は「静岡地区でのお祭り」の様子です。)

地域コミュニケーション活動
趣味・サークル

大船地区構内では年に数回、スポーツ大会が行われます。住環境研究開発センターも職場単位でチームを結成し、参戦しています。試合では上位へ進出する割合が高く、抜群のチームワークを発揮して好成績を収めています。この結束力の強さが新製品開発の源です。

趣味・サークル

バレーボール大会