製作所
電力システム製作所
エネルギーソリューション技術で
世界の電力インフラに貢献
概要
日本のエネルギーを支え続ける
1923年にタービン発電機の製作を手がけて以来、三菱電機は日本の電力インフラを支える事業を積極的に拡大してきた。発電プラントや電力系統制御に必要な機器や様々なシステムの開発と製作を担当している電力システム製作所は、その伝統あるビジネスを継承していくとともに、その事業から生まれる先端技術によって社会と環境に貢献している。
エネルギー関連技術で新たな分野へ
事業分野は大きく三つに分けられる。一つは、発電機や発電プラント監視制御システムなど、発電所の中核となる設備を供給するエネルギー事業だ。当社は火力発電や原子力発電用のタービン発電機の分野で国内で高いシェアを誇っており、2015年に「電機工業技術功績者表彰」最優秀賞を受賞。また、発電機稼働率向上に貢献する「発電機用薄型点検ロボット」では2019年に同表彰にて重電部門優秀賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞している。海外プロジェクトへの参画も多く、地球規模のエネルギー需要に高度な技術で応えている。また、電力系統を監視・制御する機器やシステム、及び電力市場の変革と効率的運用をサポートするシステムの提供により、電力の安定供給を支えている。さらに、エネルギー関連技術を高度に発達させた加速器や超電導の分野でも、豊富な経験と先端技術を有している。
業務内容
発電プラント・システムのエンジニアリング及び監視・制御・保護装置、タービン発電機、水車発電機、広域侵入検知センサー、電力事業者向け各種情報システム、電力系統制御システム、配電自動化システム、電力流通関連システム
※発電機事業は2024年4月1日をもって三菱ジェネレーターに事業移管されました。詳しくはこちら。
所在地
電力システム製作所（横浜地区）
〒221-0056
神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7 横浜ダイヤビルディング（30階）
CLOSE-UP PRODUCTS
エンジニアと職人の技でつくり出す
タービン発電機【神戸地区】
三菱電機は、発電所や各種プラントに設置される大型の事業用発電機を製作している。特に、ガスタービンとスチームタービンを組み合わせた熱効率の高いコンバインドサイクル発電プラント向けに、国内外を問わず多数納入している。その大きさは長さ8〜10m、直径3〜4m、重量は数百トンあり、この大型の機械構造物を1／100mmの精度で加工・組み立てるには、高度な技術・技能が求められる。
1世紀もの長きにわたり、新進気鋭の“エンジニアと職人”によってつくり出されてきた当社の発電機は、磁界・電界・熱流体・材料分野などの最先端技術の集合体である。近年では、材料の高性能化や3次元の電磁界解析や流体解析、有限要素法を駆使した最適設計により、発電機の高効率化に取り組んでおり、これからも、地球環境に配慮した発電機をグローバルに供給していく。
関連リンク：発電システム
電気を安全・安定的に供給する発電システム
発電プラント監視制御システム【神戸地区】
私たちの生活と産業を根本から支える電気エネルギーの役割はますます重要度を増し、発電プラントの運転制御には高い安全性と安定性が求められている。当社のプラント制御システムは、最先端のマンマシン技術・計装技術と高信頼性を実現する検証技術を用いて構築しており、大規模なプラントシステムの基本計画から設計・製作・試験・保守に至るエンジニアリング業務も含めて担当、提供している。国内では火力・原子力各種プラントに導入され、海外においても火力はもちろん、原子力プラントにも進出し、まさに世界を股にかけたビッグプロジェクトに取り組んでいる。
関連リンク：発電システム
電力システム改革・再生可能エネルギー拡大を支える
電力流通システム【神戸地区・横浜地区】
電力流通システムは、小売完全自由化や発送電分離などの電力システム改革、並びに低炭素社会に向けた再生可能エネルギーの大量受入れなど、大きな変革が求められている。当社はBLEnDerシリーズとして、電力需給・取引システム、スマートメーターシステム、系統用蓄電池システムなど数多くの製品群を開発しており、いずれも高い信頼を獲得している。
関連リンク（横浜地区）：電力ICTシステムソリューション
関連リンク（神戸地区）：電力系統監視制御システム
TOPICS
沿革【神戸地区】
電力システム製作所がある神戸地区は、三菱電機発祥の地の1つとして、1921（大正12年）に設立されました。三菱電機設立から今日までと培ってきた、タービン発電機をはじめとした大型発電機の製造技術で、日本のエネルギーを支え続けてきました。
昭和建築のデザインが残る本館廊下
沿革【横浜地区】
電力ICTセンターがある横浜地区は、各製作所の電力ICT事業を集約し、2017年1月に新しく設立されました。電力システム改革により目まぐるしく変化している市場動向・技術動向を捉え、電力送配電ネットワークのスマートな運用と電力市場の拡大をサポートするための各種ソリューションを提供しています。
付帯施設について
神戸地区の社員食堂はカフェテリア方式です。毎日好きなメニューを選び、好きなだけ、しかもいつも温かい状態で食べることができ、社員に人気です。また、構内には品揃えが豊富な充実した売店もあります。
社員食堂
受賞歴
スマートメーター通信システムの業績を評価され、2018年に第47回日本産業技術大賞にて「文部科学大臣賞」を受賞しました。国際標準に準拠しているため汎用性が高く、電力分野のみならず広い産業分野に適用が可能な技術です。これからも伝統によって培われた基盤技術を進化させ、広く社会を支えていきます。
表彰状
表彰式
地域コミュニケーション活動
社会貢献活動として工場見学、ひょうご街角クリーン作戦、募金活動、里山保全活動等々を行っており、社員1人ひとりが社会の一員として貢献しています。また、和田岬地域最大の行事として当所での夏祭りがあります。
夏祭り
研修
当所は、独自に開催している研修が数多くあり、研修制度が充実しています。一例として、定時後に開催している英語・中国語等の語学教室や当所中堅社員が講師を務める「神戸Mゼミ」・「もの学」等の技術講座があります。定時後に開催される外国人講師による語学のプライベートレッスンは人気があり、若手から管理職まで幅広い年代の社員が受講しています。
研修風景
研修風景
趣味・サークル
電力システム製作所では、14のスポーツクラブ、他に6つの文化・野外活動クラブが運営されています。活動場所は体育館、武道場を主に、社内、社外と多数の試合を行い、また大会などに出場して活躍しています。
立地
神戸地区・横浜地区共に、古くから港町として栄え、異人館・中華街等異国情緒のあふれる観光スポットがあります。神戸地区は都市である一方で、近隣に六甲山や神戸港を有し、豊かな自然にも恵まれてます。会社から電車で10分圏内に、ハーバーランドや神戸の中心地・三宮などがあります。横浜地区は、東京都心からのアクセスが良く、便利で都会的な街並みが魅力です。会社は横浜駅とみなとみらいの間に位置しており、横浜の中心地にあります。
ハーバーランド（神戸）
みなとみらい（横浜）
