概要

プラント建設を横断的に統括

プラント建設統括部は三菱電機のプラント建設工事を横断的に統括するスペシャリスト集団。1966年に発足した「重電工事部」を前身として、1976年に独立、1993年に現在の組織名となり、2006年に電力部門が「電力プラント建設センター」として分離した。
現在は本社に業務、資材、計画、プラント建設の各部門があり、札幌、名古屋、大阪、福岡の各支社にプラント建設部が置かれている。

暮らしに直結したインフラを整備

同部が手がける分野は、上下水道・道路・河川などの公共施設向け監視制御システムや各種電気設備など、市民生活に欠かせないものが多い。さらにはビル向けの管理システムや各種電源システム、スタジアム向け大型映像システムなど大規模な設備や、社会インフラとして重要な、鉄道交通向けの受変電・ホームドア設備なども担当する。
工事で扱う機器の中には重量が数十トンに及ぶものもあれば、数千本もの複雑な配線をしなければならないものもある。設置する場所の条件を考慮しつつ、工事方法の計画を立てる必要がある。得意先や諸官庁、建築、電気、機械などの工事会社、社内の関係者などと調整しながら現地工事を円滑に進め、機器を運用できる状態に導くことが主な業務である。

業務内容

水処理プラント・ビル大型設備・インフラ系システムの建設統括

所在地
プラント建設統括部
プラント建設統括部

〒100-8310 
東京都千代田区丸の内二丁目7番3号(東京ビル)

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CLOSE-UP TECHNOLOGY

豊かなくらしと自然環境保護に貢献

水環境プラント関連工事

水環境プラントは浄水場、下水処理場、及びポンプ場など、生活基盤を支える身近な設備である。下水道関連では、普及率の低い地方で小規模な処理場を新設するほか、大都市での増設・更新ニーズに応えている。電気設備としては、中央制御監視システム、受変電、動力制御、自家発電などの設備に加え、水質改善を目指した高度処理設備としてオゾン設備の設置を行っている。

関連リンク:オゾナイザ新しいウィンドウが開きます

豊かなくらしと自然環境保護に貢献
水環境プラント関連工事

“安全”で“快適”な鉄道インフラを実現

交通施設関連工事

JR、公営交通、私鉄などの鉄道交通システムは、その国の基幹的なインフラストラクチャーであり、安全性については特に高信頼度が要求されている。なかでも日本の鉄道交通システムには、秒刻みの緻密なダイヤを正確かつ安全に運行することが社会から強く要請されている。プラント建設統括部が担当している設備には、鉄道運行のために必要な電力を供給する受変電設備、列車の精密な運行を監視・制御する運行管理システムなどがある。さらには駅ホームに整備されつつある転落防止用ホームドアの設置工事なども行っている。

関連リンク:交通システム新しいウィンドウが開きます

“安全”で“快適”な鉄道インフラを実現
交通施設関連工事

ニーズに即したビル・スタジアム設備を完成に導く

ビル設備関連工事

情報通信の高度化に伴い、ビル内電源設備は大規模化、高信頼度が要求される。阪神・淡路大震災以降は、耐震性能の更なる強化も要求されている。このようななか、ビルをトータルに監視・制御するビル管理設備、無停電電源設備、非常用発電設備、受変電設備の各分野で、プラント建設統括部の高度な工事技術が高い評価を受けている。また、野球場やサッカー場、競馬場などの大規模集客施設向けの大型映像装置についても担当しており、最近では世界最大級の大型映像装置や野球場でのリボンボード(字幕表示装置)などの設置を行っている。

関連リンク:ビルマネジメントシステム新しいウィンドウが開きます

ニーズに即したビル・スタジアム設備を完成に導く
ビル設備関連工事

信頼の建設技術を支えるサポート体制

テクノセンター

プラント建設の工事技術を開発するテクノセンターでは、プラント建設統括部の建設施工技術を結集し、次世代の電気設備工事に求められるより安全で高品質な工事工法、作業合理化のための機材の開発を行っている。開発された機材は、テクノセンター内で一括管理され、現場のニーズに対応してタイムリーに供給される。まさに“縁の下の力持ち”的存在である。
また、センター内には研修施設があり、電気設備施工に関する技能技術教育を行っている。新入社員、中堅、現地建設工事責任者などそれぞれの実務に即した教育カリキュラムにより、確実な技能技術を持った人財を育成している。

関連リンク:三菱電機冷熱プラント株式会社新しいウィンドウが開きます

TOPICS

勤務地

北海道、仙台、東京、千葉、名古屋、大阪、福岡と全国に拠点を置いています。いずれも事務所は街の真ん中(建設現場は田舎も多いですが…)。地域密着体制、全国津々浦々で仲間が日々建設工事を展開しています。

教育プログラム

プラント建設統括部では、30講座以上にわたる「技術者共通教育講座」を設置。経験年数や業務内容に応じた豊富な教育カリキュラムにより、業務遂行上必要な知識の習得と資格取得をサポートします。

その他

水処理プラントやビル設備、交通施設など、手がける建設工事の多くは竣工後、何年も地図に残るモニュメント。中には子や孫の世代までくらしを支えていくものもあります。無事に完成した建築物を見上げるときの充実感と感激は何ものにも代えがたいものです。