エアコン、太陽光発電、充電インフラ、車載充電器などの電源システム
SiC SBD
用途別に適したSiC-SBD
用途 | 製品名 | 形名 | 定格 | パッケージ | |
---|---|---|---|---|---|
電圧[V] | 電流[A] | ||||
家電・産業 | SiC-SBD | BD20060T | 600 | 20 | TO-220-2L |
BD20060S★★ | TO-247-3L | ||||
BD20060A★★ | TO-263S-3L | ||||
BD10120S★★ | 1200 | 10 | TO-247-3L | ||
BD20120S★★ | 20 | ||||
自動車 | BD20120SJ★★ |
★★:開発中
優れた特性を持つSiC
JBS構造による高信頼性
pn接合とショットキー接合を組み合わせたJBS構造を採用したことにより高サージ耐量を実現しています。低損失で高信頼性のSBDによって、電源システムの低消費電力化・小型化に貢献します。
JBS : Junction Barrier Shottky
高温度動作
従来では温度が高温になると、電子が伝導帯に移動し、リーク電流が増加し、正常に動作しないことがありました。 SiCはバンドギャップ幅がシリコンの約3倍となるため、高温時でもリーク電流の増加が少なく、高温動作が可能になります。
高速スイッチング動作
SiCは高い絶縁破壊電界強度で電力損失が低減するとともに、高耐圧化が容易となるため、Siでは使用できなかったSBD(Schottky Barrier Diode)を使用することが可能になります。SBDは蓄積キャリアがないため、高速スイッチング動作が実現できます。
高い放熱効果
SiCは熱伝導率がシリコンに比べて約3倍となるため、放熱性が向上します。
主な用途
特長
- 従来品に比べ電力損失を約21%低減※
- 電力損失の低減や高周波動作により、 リアクトルやヒートシンクなどの小型化が可能
- JBS構造の採用により高サージ耐量を 実現し、高信頼性に寄与
- ※当社製のパワー半導体モジュールDIPPFC™に搭載されたSiダイオードと比較
内部ブロック図

電力損失比較※

- ※当社製のパワー半導体モジュールDIPPFC™に搭載されたSiダイオードと比較