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三菱電機 火力発電プラント計装制御システム“MELSEP5”

コントロ−ラ

コントローラは、プラントの自動制御及び、現場との入出力処理を行います。入出力バスを介して、プロセス入出力装置と接続しており、光通信でのリモート入出力装置にも対応可能です。制御コントローラの信頼性を保つため、CPU、電源、IOバスの2重化が可能です。また、最新のIT技術との融合による高性能化とコンパクト化を実現しました。

高性能化

CPUカードにデュアルコアプロセッサを使用し、複数制御装置の集約化を実現。
演算性能を3倍、制御演算プログラム容量5倍、入出力点数2倍を実現しました(当社、従来機種比)。

項目 【旧機種】MELSEP 550 【新機種】MELSEP 5
CPU シングルコア デュアルコア
動作周波数 133/400MHz 1GHz
主メモリ 64MB 1GB
プログラム容量 5MB 20MB
入出力点数 10000点 20000点

コンパクト化

PIOユニットのコンパクト化とCPUユニットへの機能集約によるユニット数削減を実現しました。また、共通用電源の大容量化により、PIO用電源を共通電源に統合するとともに、電源ユニットの小型化(奥行き寸法の縮小)し、完全両面実装を実現しました。この結果、CPU盤裏面にもPIOユニットが実装可能となり、PIOユニットの実装数も盤面数の3割削減を実現しました。