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お客様導入事例

消費電力削減による店舗の省エネ

大規模量販店D社様

大規模量販店D社様

消費電力の大幅削減によって、低コストの店舗運営を実現しました。

企業間競争が激しさを増すなか、エネルギーコストの削減は店舗経営の大きな課題といえます。家電販売を主力事業に131店舗を展開する東北地方最大手の量販店D社様は、三菱電機システムサービスとの提携により、消費電力のデマンド制御、店舗内機器のインバータ化といった最新の省エネ技術を駆使して、各店舗のエネルギーコストの大幅削減を実現されました。新たな流通サービス業をめざすD社様の挑戦を三菱電機の省エネ技術が支えています。

多店舗展開の中、各店舗の
省エネ対策が急務に

Q省エネ対策を行なうきっかけは、なんだったのでしょうか?
A当社は店舗の大規模展開、店舗の大型化によって電気使用料金が増大していました。厳しい価格競争に生き残るためには、省コストのための省エネが必要でした。そのために、すべての店舗において電気料金削減のための抜本的な省エネ対策を行なうことを考えたのです。各店舗のスタッフは日々お客さまへの対応に全精力を注いでいます。そこで、彼らが意識しなくてもできるような省エネ対策を本部側で用意しようと考えたわけです。
Q三菱電機グループの省エネシステムを採用されたのはなぜですか?
A省エネ機器を売り込みにくる省エネベンチャー業者は多くありました。しかしどの省エネ機器もカタログでは効果を謳っていましたが、実際に店舗に導入したときの効果は予測できませんでした。
そもそも本部にプロの電気スタッフはいませんし、自社の現状が把握できていなかったために省エネに何が有効なのかを判断できなかったのです。数多くの店舗を本部からどのようにコントロールするかも問題でした。省エネを行なううえで、私たちの立場になって一緒に取り組んでくれるプロの力が必要でした。
私たちが求めていたのは、省エネの目に見える成果の提示、当社の現状にフィットする解決策の提案です。それが三菱電機システムサービスの省エネソリューションだったわけです。照明、受配電設備、空調機など店舗設備に関連する技術者と当社の店舗をよく知る営業担当者からなる三菱電機システムサービスのプロジェクトチームは、当社店舗のエネルギー使用状況を計測・診断し、現実的な省エネ対策を提案してくれました。

計測、診断によってわかった
店舗ごとの電力使用状況

Qそれまでのエネルギー使用にはどのような問題がありましたか?
A25店舗を対象に電力消費の計測・診断を実施したのですが、その結果いままで見えなかった電気使用の現状が初めて目に見えるようになりました。
まず、電力消費量の約90%を空調機と照明器が占めていて、空調機が最大デマンドを発生する変動要因だとわかりました。そして最大デマンドは夏場のごく短い期間に発生していることも見えてきました。
照明についての問題もわかりました。他の量販店に比べて当社の店舗は店内照明が明るく、床面で2000lxを超える店舗もありました。しかもこの照度の高さが照明電力だけでなく空調電力の増大にも影響を与えていたのです。実際、照明による熱のために冬でも冷房運転をしている店舗がいくつかありました。
他にも興味深かいことがありました。同規模の店舗でも電気料金が約30%も違うのです。格差の原因は、照明器具がインバータ対応か、空調の室外機の設置場所はどこかといったことにありました。
これら一連の診断結果は私たちに大きな衝撃を与えました。
消費電力の推移

デマンドコントローラ導入と
インバータ化によって
大きな省エネ効果を実現

Qどのような省エネ対策を行われましたか?
A電気使用の現状がわかったので、費用対効果を含めた具体的な成果を見ることにしました。2店がモデル店舗に選ばれ、3つの具体的な省エネ対策が施されました。
1つ目は、三菱電機のデマンドコントローラED1の導入です。これは目標値を超える電力需要を予測して、その原因となる機器を制御することでピークカットを行なう装置です。夏場のごく短期間に最大デマンドが発生していたので、デマンドコントローラによって快適さを失わない程度に空調を制御したわけです。これによって契約電力のランクを下げ、料金を削減するのがねらいでした。各店舗で使われていた空調機は他社のものでしたが、三菱電機システムサービスはそれらとデマンドコントローラを結ぶシステムを構築しました。空調機の効率的なゾーンニング、状況に合わせた換気量、最適温度の設定など、細かい調整も行なわれました。
2つ目は、照明器具のインバータ化です。磁気式の照明器具を効率的なインバータ対応にすることで、消費電力を削減しました。さらに連続調光にして、昼間は自然光を利用しながら適度な明るさまで減光できるようになりました。
3つ目は、電気料金の契約種別の変更です。当社は郊外型の大型店舗が多く、平日と休日で来店客数が大きく異なります。そして来店数の多い休日は消費電力が高くなっていました。こうした実態に合わせて休日高負荷型のウィークエンド契約に移行することで、料金の削減を図ったわけです。
2015年9月30日をもちまして販売を終了しました
削減提案内容
1. デマンドコントローラでデマンド制御
目標デマンド超過予測で、空調機を制御し基本料金を削減
快適性を損なわない制御が前提
2. 照明器具のインバータ化による連続調光
昼光利用できる場所は、連続調光装置により減光し消費電力を削減
3. 契約種別の変更(ウィークエンド契約)
営業形態にあわせ休日型に変更
Qどのくらいのコストダウン効果がありましたか?
A3つの省エネ対策は、どれも店舗のスタッフに負荷をかけず、しかも効果は絶大でした。デマンド制御による基本料金の削減金額と電力使用料金の削減金額(前年比)を合算すると、2店舗で1年間に825万円もの削減が達成できたのです。2店舗の投資費用の合計は990万円、これは省エネのための投資をわずか1.2年で回収できる額に相当しました。
三菱電機の省エネソリューションは、まさに当社が求めていたものでした。これなら経費削減に十分な効果があるということで、全店舗の計測・診断をしてもらいました。そして、個々の店舗のライフサイクルに合わせた対策とマネジメントシステムを三菱電機システムサービスとともに構築しました。その結果、2001年から3年間の継続的な取り組みだけで1.1億円という莫大な金額を削減することに成功したのです。これは全店舗の電気使用料の約10%に相当する額です。

継続的改善でさらなる効果を

Q今後の省エネへの取り組みについてお聞かせください。
A当社の省エネへの取り組みはこれで終わったわけではありません。社内では、不要な電灯のこまめな消灯や空調、照明などの運用ルールの順守が日々の業務の中で徹底されています。また、導入されたデマンドコントローラなどのデータをもとに、メンテナンスやオーバーホールを積み重ねています。三菱電機システムサービスは私たちの立場になって省エネについてのすべてを取りまとめてくださる窓口です。今後もパートナーシップを組んで、継続的な維持管理とさらなる省エネを追求していきたいと思います。
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