用語集Glossary

自家消費

自家消費とは、敷地内や隣接地にある自社保有の発電設備が発電した電気を、自ら消費することです。自家消費によるメリットは以下です。

  • ・天候状態が好条件な時間帯(太陽光発電であれば、日射量が多い時間帯)は、自家発電所の発電量で需要をまかなえる可能性があります。悪条件時や夜間は、不足分を小売電気事業者から購入することになりますが、全体として電気料金の削減が実現できます。
  • ・蓄電池を併設すれば、日中の発電量が需要を超えたときに、充電を行うことができます。これは、日射量の少ない悪天候時や夜間、または災害時に使うことができます。
  • ・カーボンフリーな電気を使っていることを社会にアピールでき、企業価値の向上につながります。
  • ・遊休地に発電所を建設することは、土地の有効活用になります。

デメリットは、発電所の設置や点検の手間・コストが生じることです。
また、敷地内や隣接地に十分な発電量を確保できる規模の再エネ設備を設置することが不可能なケースもあります。その課題を解決するのが、遠隔地にある再エネ設備で生産された電気を、送電線を介して受け取る、自己託送やオフサイトPPAです。