中部支社×
名古屋と歩んできた
70年の足跡

中部支社は、東海4県(愛知・静岡・岐阜・三重)を担当エリアに7つの拠点を配し、地域の暮らしやものづくりに寄り添いながら、中部地域の多種多様な企業の方々をサポートし、2018年に70周年を迎えました。
活動領域を地元地域に根ざし、その発展を見守ってきた中部支社。その70年の歴史と足跡を辿りながら、数々の導入事例を振り返るとともに、70周年を記念する行事をご紹介、中部支社が拠点とする名古屋の魅力と支社の活動をお伝えしていきます。

※このページに記載されている情報は、2018年9月公開当時のものとなります。

中部支社は、東海4県(愛知・静岡・岐阜・三重)を担当エリアに7つの拠点を配し、地域の暮らしやものづくりに寄り添いながら、中部地域の多種多様な企業の方々をサポートし、2018年に70周年を迎えました。
活動領域を地元地域に根ざし、その発展を見守ってきた中部支社。その70年の歴史と足跡を辿りながら、数々の導入事例を振り返るとともに、70周年を記念する行事をご紹介、中部支社が拠点とする名古屋の魅力と支社の活動をお伝えしていきます。

※このページに記載されている情報は、2018年9月公開当時のものとなります。

REPORTER

中部支社 社会システム部 社会システム第三課大見 幸奨

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入社以来、民間・官公庁施設向け電源設備、大型映像及び新エネルギービジネスに携わりながら、地元愛知県出身として、自分の生まれ育った地域のために役立ちたいという想いで、日々仕事に取り組んでいます。今回、中部支社が地域のために貢献してきたさまざまな足跡を訪ね、その多彩な活動を振り返るとともに、名古屋を中心としたこの地域の魅力をお伝えできればと思います。

HIGHLIGHT AREA

中部支社

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愛知・静岡・岐阜・三重の東海4県を担当する支社として、「重電システム」「産業メカトロニクス」「情報通信システム」「電子デバイス」「家庭電器」を主軸に、中部地域で製造業を営む各企業様の“ものづくり”をサポートしながら、地域の発展に貢献するよう努めています。

中部支社 地域ビジネス活動

<70周年を迎えるにあたって>

執行役員中部支社長

中竹 春美

中部支社は名古屋営業所開設から数えて今年で70周年を迎え、現在では重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイスなど多くの事業を手掛ける支社となりました。
これもひとえに、これまで中部支社を支えていただいたお客様方のおかげと感謝しております。
弊社はこれからも、先進の技術とお客様に密着したサービスで地域の皆様に貢献してまいります。
引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

新しく生まれ変わった、
名古屋駅前のランドマーク

1959(昭和34)年、伊勢湾台風で被害を受けた名古屋を元気づけたいという願いから建設が始まった「大名古屋ビルヂング」は、1965(昭和40)年の完成後、約半世紀にわたって名古屋駅前のシンボルとして、地域の産業や経済の発展に大きく貢献し、地元の人々に親しまれてきました。中部支社のオフィスも入るこのビルは、2015(平成27)年10月に最先端の駅前複合施設に生まれ変わり、地上34階地下4階の商業施設とオフィス棟を擁する新たなランドマークとしてスタートしました。最先端の環境技術を導入しており、大幅な省エネを実現する三菱電機の高効率なLED照明も、ここで活躍しています。
高層のタワー部には最先端のオフィススペース、貸会議室やカフェラウンジ、低層階から地下には店舗が並ぶ商業ゾーンを擁するなど、多様な商業機能を備えています。
中部支社の受付には、三菱電機の「サイネージ」が設置されており、明るく活気あるフロアづくりに一役買っています。
新ビルは、長年地域の人々に愛されてきた旧大名古屋ビルヂングの歴史と想いを受け継ぐため、名称をあえて「ビルヂング」と表記し、文字フォントもそのまま採用したそうです。旧ビルの1階オフィスエントランスにあったモザイク壁画も保存し、新ビルの1階の車寄せに面して設置、旧エントランスホールの大理石についても地下2階駐車場の待合スペースで再利用するなど、随所に旧ビルの記憶を継承しています。子供の頃から親しんできた地元民の一人としては、こうした計らいがとても嬉しく感じます。

名古屋の人々に親しまれている、
歴史ある百貨店

名古屋など中京地域で親しまれている百貨店といえば、松坂屋です。もともと、織田信長に仕えた小姓・伊藤蘭丸祐道が1611(慶長16)年に、名古屋本町で開業した呉服小間物問屋「伊藤屋」が始まり。「松坂屋」という社名は、1768(明和5)年に上野広小路の呉服店「松坂屋」を買収し、「いとう松坂屋」として開業、屋号をそのまま残し、1925(大正14)年に「松坂屋」を正式名称として全店統一したことから、その名で呼ばれるようになったそうです。
ここ名古屋店は、三菱電機のエレベーターが導入されています。また照明は全てLED化するなど、エコにも配慮したつくりとなっています。こうした名古屋の歴史とともにある建物にも、三菱電機の技術が活かされています。

世界の海の生き物が集まるワンダーランド

名古屋港ガーデンふ頭にある人気のスポット、「名古屋港水族館」。シャチや極地ペンギンなど、さまざまな海の希少生物に出会える水族館であり、海洋生物研究においても注目を集めています。
実は、ここでも三菱電機製の高圧変圧器や空調、ガスタービン発電機、スマートメーターなどが導入されており、施設を維持する重要な役割を担っています。施設担当の下里さんに、いろいろとお話を伺いました。

Q/名古屋港水族館の魅力、おすすめポイントをお教えください。

当館は、名古屋駅からも近く、日本最大級の延床面積(展示面積)と水量を誇る都市型大規模水族館で、多種多様な水中生物の飼育・繁殖・研究を行っています。「南極への旅」をテーマにした南館では、“日本の海”から“南極の海”まで5つの水域に分けて、約3万5千匹ものマイワシの群れやエンペラーペンギンなどの南極の海に生きる生物の飼育展示を行っています。一方、北館では「35億年はるかなる旅へ~ふたたび海へ戻った動物たち」をテーマに、進化の過程で水中に適応した鯨の世界などを紹介しています。
当館の見どころの一つは、長さ60m、幅30m、最大水深12mという日本最大のプールで行われるイルカのパフォーマンス。これは必見です。また、ウミガメの水槽に産卵用の人工砂浜を設け、日本で初めて産卵・繁殖に成功するなど、研究施設として繁殖を重視しており、種の保存に力を入れている点も大きな特徴となっています。

※2018年9月現在、当社調べ

Q/施設として大切に考えていることはありますか?

当館では、それぞれの生物が本来生きている環境を再現することにこだわっており、見世物ではなく、生き物たちの生態を学ぶための展示と位置付けています。イルカのパフォーマンスを“ショー”ではなく“パフォーマンス”と表現しているのも、そうした理由から。トレーナーとのやり取りを通じてイルカの高度な知性を理解してもらうことを目的としており、初代館長の頃から、こうした姿勢は一貫して変わりません。

Q/館内に導入されている主な三菱電機製品についてお聞かせください。

当館の電気室に導入されている受配電設備は、送られてきた電力を館内の隅々まで届けるためのもので、開館当初から稼働しています。停電時の非常用発電機も三菱電機製です。魚を始めとした水棲生物にとって停電は循環機器などの設備が停止してしまうため、生死に関わる緊急事態となります。そのため、非常用発電機は、信頼性が求められるとても重要な設備となります。この発電機は、停電時に10秒から40秒ほどで自動起動する仕組みになっているので安心です。

Q/施設としての今後の抱負・展望についてお聞かせください。

当館は、水族館として観光・レクリエーションの場であると同時に、学校向けにはレクチャーを実施するなど、教育的な役割も果たしています。また世界で唯一、ナンキョクオキアミの繁殖に成功するなど、種の保存という大切な役割を担う研究機関でもあります。今後も、良質の飼育を維持しながら、生き物たちに最適の環境を提供していきたいと思います。

名古屋の歌舞伎の拠点が
タワーに生まれ変わった!

名古屋で歌舞伎の公演を楽しむ劇場といえば、「御園座」。1896(明治29)年に開場、その後、名古屋大空襲や火災などで、何度か再建を果たしましたが、2018(平成30)年春、劇場と飲食店街、マンションが一体となった「御園座タワー」として生まれ変わりました。
地上40階地下1階で、高さ150mという超高層タワー。低層部には劇場と食のテーマパーク「御園小町」がオープンし、いつも賑わっています。劇場は歌舞伎のほか、ミュージカルなどにも対応でき、2階には「演劇図書館」が併設されています。
この御園座タワーには、分譲マンション部分を含め、15機の三菱電機製のエレベーターが稼働しています。なかでも、劇場に設置された2機のエレベーターは、御園座の基調色「御園座レッド」に合わせた朱色。劇場の雰囲気を踏襲した空間・色彩演出で、観劇に訪れる人々を迎えています。

白熱する試合を、さらに盛り上げる巨大ビジョン

プロ野球球団・中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドーム。1997(平成9)年に完成し、敷地面積104,447m²、座席数36,650席、収容人員49,692人を誇る日本で三番目に広いドーム型球場※1です。球場のスコアボードには、三菱電機製のオーロラビジョンが導入されています。2017年にセンター側の大型ビジョンを増設、両サイドに連動可能な大型映像装置2面を加え、3面構成となりました。横の全長が106.56mだったことから、通称「106ビジョン」と呼ばれ、ドラゴンズファンにも親しまれています。NPB(日本野球機構)12球団の球場の中でも高い※2解像度を誇り、3面構成の表示面積はセントラル・リーグ6球団の球場でも最大※3。迫力の大画面と、3面連動によるインパクトのある映像演出で、白熱する試合をさらに盛り上げています。
先日、このナゴヤドームにおいて、中部支社の70周年記念イベントが大々的に行われました。その様子もお伝えします。

※1 2018年9月現在、当社調べ

※2 縦1,240ピクセル、横4,440ピクセル(2018年9月現在)

※3 全長106,56m、面積1,062,7584㎡(2018年9月現在)

中部支社70周年記念行事
in ナゴヤドーム

2018年6月3日、ナゴヤドームにおいて「更なる飛躍に向けて~キック・トゥ・ザ・フューチャー!」と題された中部支社70周年を記念するイベントが開催されました。当日は中部支社長による開会宣言でイベントがスタート、センターのオーロラビジョンで、中部支社の70年に及ぶ歴史を振り返りました。メインイベントとなるキックベースボール大会では、各チームが日頃の業務を通じて培ったチームワークで、優勝めざして白熱した試合を繰り広げました。そのほか、サブイベントとしてベースランニング、ストラックアウトの個人戦などが行われ、キッズ向けの遊具を揃えたキッズエリアや、ドーム内見学ラリーなど、多彩なイベントで会場は終始賑わっていました。中部支社のサッカーチームに所属する私は、チームのユニフォーム姿でイベントに参加し、仲間との絆を深めました。

今年、中部支社が70周年を迎えたことをきっかけに、中部支社が地域に貢献してきた足跡をいろいろ訪ね歩いたことで、それぞれの場所での三菱電機製品の活躍ぶりを、この目で見ることができました。自分の生まれ育った地域と三菱電機がつながっていることを改めて感じ、これからは自分が仕事を通じて、地域の暮らしや産業の発展に貢献していきたいという思いを強くしました。