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北海道支社
支社だより・活動報告

地域課題解決に向けて~鳥獣害対策実証システム動作確認試験~

北海道支社では、北海道における大きな社会課題のひとつである、鳥獣被害に目を向け、当社の技術が役に立てないか、2021年度の下期から検討を続けています。
NPO法人「ファーミングサポート北海道」と連携し、彼らが提唱する山林・田畑の棲み分けモデル「ゾーニング」地域において、農作物や近隣住民の生活に悪影響を与える「鳥獣(鹿など)」のみを追い払う「鳥獣害対策実証システム」を構築し、事業化を図るべく現在検討を進めているところです。
本システムについては、2023年9月4日から9月28日に農研機構北海道農業研究センターの圃場にて、エゾシカ協会、森林総合研究所協力のもと、約1ヶ月間動作確認試験を実施いたしました。
今回の動作確認試験では主にセンサーとスピーカーの連動動作や、誤検知や検知漏れを減らすために、センサーとソフトのチューニングを行いました。
次のステップとして、2023年11月から3年間、宮崎県延岡市において実証実験を行う予定です。

なお、本取り組みは地元メディアにも取材いただき、大きな注目を集めています。
今後も北海道の社会課題解決への貢献に取り組んでまいります。

▲左から追い払い実証システム、バッテリー盤、太陽光パネル
▲追い払いシステムはセンサーと超音波スピーカー、LED照明
▲センサーは横切ると反応するコンビネーションセンサーとシステム上部のパッシブセンサー
▲シーケンサー(MELSEC)で各機器を制御
▲表示器(GOT)で各機器から取り込んだデータを操作
▲取材を受ける当社社員(石光 担当課長)