このページの本文へ

ここから本文

【モノ作りヒストリー】
オープンでつながる次世代ファクトリーに向けた道のり

Factory of the future 未来の工場

【モノ作りヒストリー】
オープンでつながる次世代ファクトリーに向けた道のり
Powered by NEWS PICKSPowered by NEWS PICKS

IoTやAIといった新技術の登場で、ものづくりが大きな発展期にさしかかっている。ものづくりは過去どのような路をたどって進化し、今後はどう進化するのか。今後のものづくりを左右する新たなテクノロジーとものづくりの巨人の取り組みを紹介する。

CHAPTER1 「5 Step」で知るモノ作りヒストリー 第一期 1964~1983 高度経済成長期 大量生産・大量消費の時代 工場の「自動化」が本格展開 第二期 1984~2002 グローバルと多様化する消費 パーソナルニーズへの対応 多品種・少量生産が求められる時代に 第三期 2003~2016 インターネット普及期 FAとITの融合、始動 「デジタル工場」の勃興期到来 第四期 2017~2018 サステナブル社会への道標 FAとITの融合の加速 AIやIoTなどの新技術の活用へ そして、2019年 「デジタル変革」の時代 モノ作りは、「第4次産業革命」前夜 次世代モノ作りの在り方は…… CHAPTER2 第4次産業革命と未来の工場 第4次産業革命とは 第1次産業革命 18世紀末以降、水力や蒸気機関による工場の機械化 第2次産業革命 20世紀初頭、分業に基づく電力を用いた大量生産 第3次産業革命 情報通信技術(IT)を用いた生産革新 第4次産業革命 ロボット工学、人工知能、ブロックチェーン、ナノテクノロジー、量子コンピュータ、生物工学、IoT、3Dプリンタなどの新技術を活用した新たな技術革新。工場では、こうした新技術の活用が急務。FA(ファクトリー・オートメーション)とITの融合はキーワード FAとITの融合…………。言うは易し行うは難し……。ネットワークの分断 システムの分断 データの分断 FA側、IT側でのシステム乱立状態によりシステム連携、データ連携は大きな壁……。 問題の根本は「分断」 その分断を解決する2つのキーテクノロジー ①オープンソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」②オープン統合ネットワーク「CC-Link IE TSN」 Key Technology1 オープンソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」 FAとITを連携させるエッジコンピューティング領域の基盤 異なるシステムだけに1社単独での推進は不可能 一般社団法人 Edgecrossコンソーシアム設立 国内外有数のメーカーや団体が集結、英知を結集し、ベンダーの垣根を越えたFAとITの融合を加速 EDGECROSS CONSORTIUM リードしたのは三菱電機を含む7社の幹事会社 製造業の発展のために290※社以上の会員企業とベンダー間連携の必要性を感じ発足 ※2019年10月現在 Key Technology2 オープン統合ネットワーク「CC-Link IE TSN」 Ethernet拡張規格「TSN」に世界で初めて対応 世界で初めてEthernet拡張規格「TSN」に対応 2019年3月オープンネットワーク「CC-Link IE TSN」 2018年11月に発表後、19年3月には100種類以上の対応プロダクトを展開 CC-Link IE TSN 「分断」という次世代工場の課題を「協創/オープン」に解決しようとする三菱電機 モノ作りをこれまでどのように推進してきたのか CHAPTER3 モノ作りと三菱電機 1921年、三菱電機創立 モノ作りの礎は愛知県、名古屋 現在の名古屋製作所(1924年設立)が母体。 当初は汎用電動機(モーター)からスタートし、それ以降、エレベーターやエスカレーター、家電製品など新プロダクトを続々と展開。自身も完成品メーカーでありながら時代の変化に合わせて製造現場を支えるプロダクトを続々と投入してきた。 第一期(1964~1983) 大量生産・大量消費の時代 放電加工機やレーザー加工機などの装置、汎用インバータや汎用シーケンサ、ACサーボなどの駆動機器など開発 FAの基盤製品を用意 高度経成長期を下支え 第二期(1984~2002) グローバルと消費多様化時代 世界展開と販売チャネルの多様化によって多面展開 FAとITの融合に乗り出しCC-Link IE TSNの前身CC-Link対応も推進 グローバル体制とFAとIT融合の礎を築く 第三期(2003~2016) 経済成熟時代 FAとIT融合への取り組みの集大成「e-F@ctory」コンセプト発表 e-F@ctoryとは 「FAとITの融合」による次世代モノ作りのソリューションコンセプト FAシステムとITシステムの分断を解消。「一歩先を行く未来の工場」を実現。 e-F@ctory FAとITシステム、ネットワーク統合してシームレスに連携させた三菱電機の次世代工場システム e-F@ctory Alliance 1社単独展開にとどまらず、他社との協業も実行。異なるメーカー製品でも「つながる」を実現するため、Slerやソフトウェア・センサーメーカーなどと協力。 それがパートナー協創プログラム「e-F@ctory Alliance」 生産現場とITシステム連携を実現 どちらのソリューションも併せ持つ三菱電機はこの「両輪」をエッジコンピューティングで融合。モノ作りの全体最適を実現するプラットフォームを構築した。ITシステム エッジコンピューティング 生産現場 モノづくりのソリューションコンセプト 「e-F@ctory」は、モノづくりのノウハウの継承と、オープンなソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」、オープンなネットワーク「CC-Link IE TSN」とオープンな協業「e-F@ctory Alliance」によって進化。 「分断」という根本課題を解決 第四期(2017~2018) 経済停滞時代 EdgecrossコンソーシアムとCC-Link IE TSN推進でベンダーの垣根を越えたオープンな取り組みを そして2019年 FAとITの融合を「他社との協業」でさらに加速 モノ作りをリードしてきた三菱電機がニッポンのモノ作りを全体を牽引しようとしている キーワードは「オープン」な「つながる」モノ作り 第四次産業革命時代、FAとITの融合とオープン技術の普及支援でモノ作りをリードする存在 e-F@ctory Connect everything MITSUBISHI ELECTRIC Changes for the Better

(編集:木村剛士 デザイン:Seisakujo)

ページトップへ戻る