CLUB DIATONE

カーオーディオとの出会いは
まったくの偶然だったクルマ仲間との忘年会で
話題に上った
カーオーディオの世界に魅了される

今回の主役である佐藤さんとカーオーディオとの出会いはまったくの偶然だった。先代のコペンをこよなく愛する佐藤さんは全国のコペンオーナーとも親交が厚く、自宅のある栃木県周辺のみならず各地のミーティングにも出かけることも多い。そんな中、6年前の年末に愛知県で開催されたコペン乗りが集まる忘年会に参加した。その宴会の席でカーオーディオの話題が出たのが、そもそものきっかけだった。

「話を聞いているうちにカーオーディオが気になったので翌日に宴会で話の出ていたショップに連れて行ってもらったんです。それがコルトレーンでした。」

それまで愛車のコペンには足まわりや外装などをはじめ、さまざまなチューニング＆カスタムを施していたオーナーだったが、カーオーディオはノータッチだった。しかしコルトレーンに来店すると、最初にケーブルやアース線で音が変わるというデモを体験する。

「アース線だけでもこんなにも音が変わるのかと驚きました。カーオーディオって面白いと思ったのはその時でした。」

こうしてカーオーディオのインストールを決意したオーナーは、最初に2ウェイ・スピーカーの交換を実施する。想像通りの音の進化を体感したオーナーは「もっと良い音にしたい」という欲求に駆られる。そこでショップで紹介されたのがDIATONE SOUND.NAVIだった。

「初めて試聴した時には“これって本当にナビなんですよね？”と確かめたほど音が良かったんです。とにかく音のクリアさや広がりが抜群に良かったんです。」

その音を聴いて、先に交換した2ウェイ・スピーカーはそのままに、NR-MZ60PREMIを導入する。その結果、ナビの交換で大幅な音質アップを体感したことで、ますますカーオーディオの楽しさにのめり込んでいく。

DIATONE SOUND.NAVIがすっかり気に入ったオーナーは、その後毎年モデルチェンジを繰り返してくる同モデルを横目で見ていたという。

「毎年毎年、次が出たら新しいモデルに買い換えようと思っていたんです。でも“来年はもっと良くなるかも”と考えて伸ばし伸ばしになってしまっていたんです。」

一方ではNR-MZ60PREMIの潜在能力はまだまだあると考えていたオーナーは、同モデルの限界を引き出すためのシステムアップを練っていた。スピーカーの3ウェイ化、ハイエンドなパワーアンプの導入など、次々とシステムアップを繰り返し、いつしかまわりのカーオーディオ仲間からは「これはNR-MZ60PREMIとして最強の音だね！」と言われるまでになっていた。

NR-MZ60PREMIのシステムが
自分なりに完成していたがNR-MZ200PREMI-2への変更で
音の透明度、鮮明さが格段に向上

NR-MZ60PREMIのポテンシャルをフルに引き出すためのシステムが自分なりに完成して、その高音質に満足だったオーナー。しかしここで頭をもたげてきたのが「この状態で最新のDIATONE SOUND.NAVIを導入したらどうなるんだろう？」だった。
思い立ったら即実践、すぐさまNR-MZ200PREMI-2の導入を決定する。

「5年前とは違って他にも高音質ナビの選択肢があったんですが、DIATONE SOUND.NAVIに決めたのは、柔らかくて丸みのあるサウンドが好みだったからです。また3ウェイのコントロールができるのもDIATONE SOUND.NAVIだけだったので迷わずチョイスしました。」

システムとしてはNR-MZ60PREMIの時とまったく同じ。フロントに3ウェイ・スピーカーをインストールし、トゥイーター＋ミッドレンジはパッシブを使ったシステム、サブウーファーはなし。4チャンネルパワーアンプをシステムする。DIATONE SOUND.NAVIの「マルチ＋パッシブ3Way／Ｈ」の機能を使ってパッシブを使っているフロント3ウェイをマルチでコントロールするシステム構成とした。
愛車にNR-MZ200PREMI-2を取り付けて音を出したファーストインプレッションは、

「サウンドのレベルアップがすごかったです。音が上品になったという感覚です。滑らかで落ち着きのあるサウンドに一層磨きが掛かりました。NR-MZ60PREMIを聴いていたときももちろん良かったんですが、NR-MZ200PREMI-2を聴くとその差は歴然でした。一音一音の明瞭度、鮮明さが格段に良くなっています、音数もすごく増えている感覚です。NR-MZ60PREMIの時には好きな曲のシンバルの音を聴きがたいためにボリュームをかなり上げていたんですが、NR-MZ200PREMI-2では通常のボリュームでも、まわりの音に埋もれること無く“シャーン”と鳴る音が聴こえてきます。」

さらにオーナーが感じたもうひとつの進化がステージの奥行きの広さだったという。

「もともとステージの広さはあったんですが、NR-MZ200PREMI-2になるとぐっと奥行き方向の広がりが出てきました。NR-MZ60PREMIでも目の前にミュージシャンがいて演奏している感覚でしたが、さらに楽器ひとつひとつが明確にその場所にいる感覚が強くなっています。やはり5年間の進化はすごいと感じました。」

多くのレベルアップを感じた
NR-MZ200PREMI-2曲操作や画面の美しさなど
普段使いのメリットも感じている

操作面でもNR-MZ200PREMI-2を使い始めると多くのレベルアップを感じたという。

「画面が見やすくてすごくきれいになっています。例えるならば従来モデルがワンセグなら今回はフルセグぐらいの差がありますね。また操作面では曲のセレクトがすごくスマートになりました。曲リストの画面にさっと指を触れてスクロールできるのが良いですね。メニューの動きも良くなっていると感じました。」

カーオーディオ仲間からはDIATONE SOUND.NAVIのニューモデルが出るたびに音や機能の進化を聞かされていたオーナー。しかし一方では「本当にそんなに違うものなの？」という疑念もあった。ところが愛車に取り付けて音を聴き、操作をするとその進化ぶりに納得する。
高音質化を実現した現在は、幅広いジャンルの曲を楽しんでいる。以前はロック一辺倒だったオーナーだが、仲間やショップでのオススメ曲を聴いてその幅を広げていったのだとか。これも高音質なカーオーディオシステムを組んだことによる変化だったとオーナーも感じている。

ショップ代表・堀田さんから見た
DIATONE SOUND.NAVIナビの領域では無く
高級オーディオ専用機の
レベルだと感じています。

システムの提案や最終的な音調整を担当したショップ代表の堀田さんにDIATONE SOUND.NAVIの進化について語ってもらった。

「NR-MZ60PREMIからNR-MZ200PREMI-2への進化はすごく大きなものがあります。Ｓ/Ｎ、音数、分解能、音場、さらには音の上質感などすべてに渡ってレベルアップしています。そのサウンドは、すでにナビの領域では無く高級オーディオ専用機のレベルだと感じています。
佐藤さんはNR-MZ60PREMIをトコトン使い切ったからこそ、NR-MZ200PREMI-2の良さがしっかりわかったんだと思います。システムはいったん完成したので、これからはケーブルなどを厳選してクオリティアップを目指して行くとさらに楽しめると思います。
佐藤さんはとにかく熱い人で宇都宮から愛知県の当店まで2泊3日の日程でやって来てくれます。しかも、年間何度も来店されるほどです。その都度、時間の許す範囲で少しずつレベルアップをしてきたのもオーナーの特長ですね。何を変えたからどんな音になったのか、それを体感しながら次に進むことでオーナーのスキルもどんどん上がってきたのです。音の進化を感じることもオーディオの醍醐味のひとつだと思います。」

ライターのプチインプレッションボーカルの濃密感がしっかりと
引き出されたサウンドが心地良い。

NR-MZ200PREMI-2を中心としたフロント3ウェイシステムを組んだ佐藤さんのコペンを試聴してみた。最初に聴いたのはオーナーが常にリファレンスとして使用している曲であるJoyce Coolingの「It'll Come Back to Me」。ボーカルの濃密感がしっかりと引き出されたサウンドが心地良い。オーナーが目指している“色っぽくて艶のあるボーカル”が見事に表現されている。また、演奏空間を感じさせるような奥行き／幅がしっかり目前に現れる感覚も見事だ。さらにサブウーファーレスとは思えないしっかり腰の据わったベース音も響かせ安定感満点の音といった印象。 次に木住野佳子の「フェアリー・テイル」を試聴。ピアノの音の質感が非常にナチュラルで心地良い。サックスやベースなどの楽器との音の分離感も明確で鮮明。ひとつひとつの楽器の実在感が際立つ音だ。それでいて、どこにもキツさのないナチュラルでまろやかな音作りに仕上がっていたのも印象的だった。

佐藤 弘さんの愛車「ダイハツ コペン」

ダイハツ コペンに搭載された
DIATONE SOUND.NAVI「NR-MZ200PREMI-2」