課題省エネ|温度ムラ|小型化
テーマ無線|電力システム|加熱
複数の送電装置間で生じる電波干渉を抑え、
受電電力の低下を防止する技術です。
技術概要
送電波の位相をランダムに変化させ、電波干渉を抑制
- マイクロ波方式の送電装置において、送電波の位相をランダムに変化させることにより、複数の送電装置間で生じる電波干渉(相殺)を抑制し、受電電力の低下を防止します。
- これにより、無線電力伝送における電力断絶状態を回避できます。
マイクロ波加熱にも利用できる技術
- 受電部を誘電体や抵抗体とすれば、その誘導体や抵抗体を加熱することができます。
- 送電波の位相をランダムに変化させることにより、送電波同士の干渉が低減されるため、位相が固定の場合に比べて加熱ムラを抑えることができます。
装置の小型化に貢献
- 1つの発振回路により位相をランダムに変化させるため、複数の変調回路を用いる従来技術よりも送電装置を小型化できます。
- また、位相をランダムに変化させていますが、アンテナごとに備えられた移相器により送電方向の電子的制御が可能です。
活用イメージ
- 電力伝送に携わる企業
- 加熱装置や暖房器具のメーカー
提供ライセンス
ライセンス 方式 |
関連特許・ノウハウのライセンス(非独占的通常実施権) |
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関連特許 | 特許第6486256号ほか |
技術指導 | 現地での技術指導も相談可 |
※本ページの記載は2022年1月時点の情報に基づくものであり、特許の権利状況等は最新状況と異なる場合があります。