課題省エネ|コスト削減|生産性向上
テーマモータ|ものづくり

小型軽量化・高効率化した
DCモータの量産を実現する技術です。

技術概要

高密度集中巻線工法

  • DCモータ(直流モータ)を小型効率化するためには、回転子に巻くコイルを高密度化する必要がありますが、従来の製造方法では巻線に時間がかかり、量産が難しいことが課題でした。
  • この課題を解決するために、シャフト周辺部を重ねた状態で各磁極を外側に引出せる分割型の鉄心構造を採用しました。この鉄心構造を用いれば、コイル線を途中で切断することなく、一旦磁極を引き出して簡単に高密度かつ高速にコイルを巻くことができます。そして、全ての磁極に対して巻線した後に、シャフトを圧入するだけで容易に回転子を一体化することができます。
  • この「高密度集中巻線工法」では、従来の一体型の鉄心に比べて、巻線速度の向上と高密度化を達成できます。本工法は当社製の燃料ポンプにも適用されており、車載機器の小型化やDCモータの高効率化に大きく貢献しています。
高密度集中巻線工法

表彰実績

  • 令和2年度「全国発明表彰 発明賞」受賞。
    ※ 受賞業績「直流モータの小型効率化のための高密度集中巻線工法の発明」。
  • 平成30年度「近畿地方発明文部科学大臣賞」受賞。
    ※ 受賞業績「分割鉄心を用いた電機子に対する巻線工法」。

活用イメージ

  • DCモータの小型軽量化・高効率化を課題とするメーカー(電気工具、車載機器等)。

提供ライセンス

ライセンス
方式
関連特許・ノウハウのライセンス(非独占的通常実施権)
関連特許 特許第3735343号、特許第4486678号ほか
技術指導 条件次第で相談可

※本ページの記載は2021年10月時点の情報に基づくものであり、特許の権利状況等は最新状況と異なる場合があります。

SDGsへの取組

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに

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