三菱電機グループは、GRI(Global Reporting Initiative)※からの要請や、社会動向及び事業環境に鑑み、CSRをより経営と一体化し、長期的に推進していくため、CSRの重要課題(マテリアリティ)、取組項目、目標/取組指標(KPI)を2015年度に特定しました。
CSRの重要課題(マテリアリティ)、取組項目、目標/取組指標(KPI)についてPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルによる継続的な改善活動を実施します。
CSRの重要課題とSDGsマネジメント |
三菱電機グループは、GRI(Global Reporting Initiative)※からの要請や、社会動向及び事業環境に鑑み、CSRをより経営と一体化し、長期的に推進していくため、CSRの重要課題(マテリアリティ)、取組項目、目標/取組指標(KPI)を2015年度に特定しました。
CSRの重要課題(マテリアリティ)、取組項目、目標/取組指標(KPI)についてPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルによる継続的な改善活動を実施します。
2015年に国連総会でSDGs(持続可能な開発目標)が採択されました。三菱電機グループはこれを社会から求められる重要な課題と捉えています。
「私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します」という企業理念のもと、社会課題の解決に貢献することを目指しています。これは、世界共通の目標であるSDGsが目指すものと合致していると考えています。
三菱電機グループは、社会課題の解決に向け、多くの事業や、環境・社会・ガバナンス(ESG)などのすべての企業活動を通じてSDGsの17の目標の達成に貢献します。
2001年に策定されたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)の後継として、2015年9月の国連総会で採択された2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するために、17のゴール・169のターゲットからなるSDGs(持続可能な開発目標)を掲げています。SDGsにおいては、日本も含む先進国の在り方にも変化を求めていること、また、その取組の過程で地球上の誰一人として取り残さない(no one will be left behind)ことを誓っていることが特徴です。
2018年度には、更にSDGsに貢献するため、「重点的に取り組むSDGs」を定めました。
策定にあたって、社内外アンケートでSDGsへの貢献について期待の高い項目を確認した結果、事業を通じた活動への期待が高いことが判明しました。三菱電機グループのすべての事業が関わる「エネルギー」「インフラ」「環境」は、今後も更に注力する分野と考え、「重点的に取り組むSDGs」としました。
総合電機メーカーとしての強みが発揮できるこれらの目標に対し、価値創出への取組をより一層推進することで、SDGsの目標の達成に具体的に貢献します。
今後も三菱電機グループはSDGsの考え方を経営に統合し、重点的に取り組むSDGsに対してCSRの重要課題である「持続可能な社会の実現」「安心・安全・快適性の提供」の取組を通じて貢献していきます。
三菱電機グループは、すべての企業活動を通じて、SDGsの17の目標の達成に貢献します。特に、身近な家電製品から国家規模のプロジェクトや人工衛星まで、技術・製品・サービスを多岐にわたって展開している総合電機メーカーとして、製品・サービスを通じて貢献できる面は大きいと考えています。
雇用の創出と貧困の解消
事業のグローバル展開による雇用創出、社会インフラの整備や社会貢献活動等を通じて、貧困解消に取り組んでいます。
農業の支援と冷凍・冷蔵技術による食糧問題への貢献
ICTや測位衛星によるIT農業の支援、FAによる食品工場の生産性向上、食品の冷凍・冷蔵技術等によって、食糧問題の解決に貢献しています。
健康的な生活の確保と福祉の推進
交通事故の削減に貢献する安全運転支援システムや、空調事業を通じた快適な空気環境の提供等によって、健康と福祉の向上へ貢献しています。
途上国への技術支援と社会貢献活動による次世代の育成
途上国への技術支援や通信・IT技術による遠隔教育支援への寄与に加えて、社会貢献活動による次世代育成等に貢献しています。
女性活躍のサポートと推進
ICTサービスや家電製品の提供を通じた女性の社会進出のサポートに加えて、グループ内にて女性の更なる活躍を推進しています。
水の利用可能性の拡大と持続可能な管理の提供
水処理・水の浄化に関する技術を用いて、安全な水を供給するための技術やシステムを提供しています。
持続可能なエネルギーの確保と利用拡大
省エネ・創エネやスマート社会の実現に貢献する技術やシステムの開発を進めるとともに、これらの技術・製品・サービスの普及に取り組んでいます。
FAやAI技術による生産性の向上と働きやすい職場環境の整備
FAやAI技術による生産性の向上への貢献や、グループ内における働きやすい職場環境整備に取り組んでいます。
持続可能な産業化の促進と技術革新の拡大
FAによって「ものづくり」を支えるとともに、技術革新を進めること等で、産業分野の発展へ貢献しています。
人権の尊重と差別の撲滅
ステークホルダーと協力し、人権が尊重され、差別のない社会の実現に貢献しています。
安心・安全・快適なくらしの実現
インフラ、家電製品などを通じて、人々のくらしに安心・安全・快適性を提供しています。
持続可能な生産消費形態の確保
メーカーの責任として、製品製造時に使用する資源量の削減、使用済み製品のリサイクルに取り組むほか、廃棄物最終処分量の低減、グリーン調達を推進しています。
気候変動及びその影響の軽減
CO2を含む温室効果ガスの排出量をバリューチェーン全体で把握し、目標を立てて削減を図っています。
生態系の保護・回復、生物多様性の損失防止
海洋や森林の状況を伝える観測衛星を開発・提供しているほか、三菱電機の各事業所で、周辺環境との共生を図る取組も進めています。
公正で平和な社会の実現
法や国際規範に基づき、サプライチェーンと共に、グローバルで人権・労働・環境・腐敗防止等の改善に取り組んでいます。
パートナーシップによるSDGsへの貢献
行政、大学、研究機関、企業、NGO等とのオープンイノベーションなどによるパートナーシップを通じ、SDGsの達成に貢献しています。
三菱電機グループではSDGsに関する従業員一人ひとりの理解を深めるべく、SDGsの採択の背景や個々の目標について、様々な形で浸透策を実施しています。CSR委員会、CSR専門部会、CSR事業推進部会ではSDGsに対して、三菱電機グループとしてどのように貢献できるか、自社の取組を整理することから検討を開始し、2018年度に重点的に取り組むSDGsを決定しました。
世界共通の目標達成に向けて、引き続きマネジメントを強化するとともに、社内浸透を図り、SDGsの考え方を経営に統合していきます。
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