通信システム事業本部

本部長メッセージ

付加価値の高いシステムを提供することで、通信市場・ネットワークカメラ市場の発展や
環境負荷の低減を実現し、社会課題の解決に貢献していきます

西村 隆司 常務執行役
通信システム事業本部長
西村  隆司常務執行役
通信システム事業本部長

光通信技術・無線通信技術を活用した通信ネットワークシステムや、画像解析などの映像技術を活用したネットワークカメラシステムは、今や日々の生活や産業の発展に欠かせない社会インフラとなり、様々な社会課題の解決にも貢献しています。こうした中、通信システム事業本部では、保有する光通信技術・無線通信技術、また映像技術に磨きをかけ、人工知能(AI)なども活用することで、付加価値の高いシステムを提供しています。これにより、以下2つの方向性で社会課題の解決に努めます。

1. 環境課題解決につながる製品の提供

(1) 通信インフラ機器である光アクセスシステムや、サービス事業者向け通信ゲートウェイ(中継装置)の省エネ設計に取り組むとともに、通信ケーブルのリユースやリデュースを実現するネットワークカメラを提供することで、工事における環境負荷低減に貢献していきます。

(2) スマートメーターの電力自動検針に用いられている光並びに無線アクセス機器、HEMSに用いられる通信ゲートウェイ機器を提供し、「電力の見える化」に貢献しています。今後は、工場生産の高効率化・省エネ化を支えるIoT分野にも三菱電機のネットワーク機器を提案していきます。

2. ネットワークカメラを通じた安心・安全な街づくりの推進

昨今の社会情勢を背景に、不審物の検知などによる犯罪抑止や、自然災害の未然防止などへのニーズが急増しています。こうした中で、画像解析などの技術を駆使したネットワークカメラとソリューションを提案し、安心して住み続けられる安全な街づくりに貢献していきます。

  • HEMS:Home Energy Management System

リスク・機会を認識・評価している社会課題

主な課題

  • 持続的な資源利用・開発
  • 廃棄物削減・管理
  • 気候変動への対応

重点的に取り組むSDGs


事業を通じた社会課題への取組

光アクセスシステム装置の省電力化・小型化を推進

加入者終端装置
加入者終端装置

光アクセスシステムの加入者終端装置「次世代GE-PON ONU」では、PON(Passive Optical Network)技術を用い、多数ユーザーによる光ファイバー共有に加え、通信の広帯域化を実現しています。また、低消費電力部品の採用や部品点数の削減も行っています。これらの取組により、従来機種に対して通信量あたりの消費電力96%削減、材料使用量96%削減を達成し、省電力・小型化を実現しています。

エネルギー管理サービスを実現する機器を提供

ゲートウェイ機器
ゲートウェイ機器

宅内、工場内、ビル内など様々なネットワークと、クラウドを利用したエネルギー管理システムとを中継する、サービス事業者向けゲートウェイ機器を提供しています。この機器を活用して家電製品や空調機器、生産ラインなどの消費電力データを収集することで、HEMSなどのエネルギー管理サービスを実現します。

通信ケーブルのリユース、リデュースを推進

新たにデジタルネットワークカメラ用LANケーブルを敷設することなく、既存のアナログカメラ用ケーブルを用いて高画質・高機能なデジタル方式へのリプレースができるデジタルネットワークカメラシステム「MELOOK3(同軸タイプ)」を生産するなど、工事における通信ケーブルのリユース、リデュースを進めています。

ネットワークカメラを通じた安心・安全な街づくりの推進

ネットワークカメラは、画像記録・監視だけでなく、不審物の検知などによる犯罪の未然防止、防災・減災などにも用途を広げています。多様なニーズにお応えする「MELOOK3」や公共設備などの広域監視に最適な「ROBOTY」シリーズなどの製品提供を通じて、安心・安全な街づくりを推進しています。


事業所での環境負荷低減

事業を通じて社会に貢献するだけでなく、事業活動に由来する環境負荷の低減に努めています。取組の一例を紹介します。

環境アセスメント評価を実施

すべての製品開発において環境アセスメント評価を義務付けており、製品・梱包箱の小型化や包装の簡易化を進めています。

サプライチェーンへ環境管理を拡大

生産時のCO2削減・製品使用時のCO2削減に加え、積載率向上やモーダルシフトによる製品輸送の効率化を進めるとともに、製品輸送時のCO2削減にも取り組んでいます。

  • モーダルシフト:トラックによる貨物輸送を「地球にやさしく大量輸送が可能な海運または鉄道に転換する」こと。

生産時のCO2排出量削減を継続

2018年10月、郡山工場で、省エネ機器やエネルギー管理システムを採用した環境配慮型の新生産棟を竣工しました。また、従来の工場においても、設備の改善などによる加工時間短縮をはじめ生産性の向上を進めるとともに、大量に電力を消費する設備や老朽化した空調機、照明機器を高効率タイプに更新するなど、エネルギー消費量の削減にも継続して取り組んでいます。2016年度からは、エネルギー消費量の大きい塗装乾燥ラインで、液化石油ガス(LPG)の使用抑制にも取り組んでいます。

有機溶剤をはじめとする化学物質の使用量削減や適正管理を推進——郡山工場

板金加工・成形加工といった素材加工から製品組立まで手がける郡山工場では、板金加工における脱脂洗浄工程へのマイクロバブル洗浄の導入や、溶媒塗装から粉体塗装への変更により、有機溶剤使用量を削減しています。また、リスクアセスメントにより化学物質の危険性・有害性を把握して適正に管理するとともに、事故を想定した緊急時の訓練も行い、環境事故の防止を図っています。

ライン改善を通じて省エネを実現——コミュニケーション・ネットワーク製作所

通信システム事業本部のほぼすべての製品の設計・生産を担うコミュニケーション・ネットワーク製作所では、市場の需要変化に柔軟に対応できるよう生産ラインを改善し、スペース削減と生産性向上に取り組んでいます。これにより、生産に必要な照明や空調などの電力使用量を大幅に削減しています。また、設計、営業などのオフィス業務においても、高効率空調機への更新や運用改善など、ユーティリティの省エネを進めています。


このページを共有

CSRの取組
カテゴリ内情報