社会システム事業本部

本部長メッセージ

鉄道の安全・安定輸送や、安心・安全・防災・減災、IoT社会の発展に寄与する製品・システム・サービスの提供を通じて、持続可能で安心・安全・快適な、豊かな社会の実現に貢献していきます

福嶋秀樹
常務執行役
社会システム
事業本部長
福嶋  秀樹常務執行役
社会システム事業本部長

人々の暮らしを支える社会インフラ向け製品・システム・サービスを取り扱う社会システム事業本部では、省エネ製品、防災・減災、上下水処理に寄与する製品及びネットワークカメラ、通信システム製品の開発・提供を通じて、社会の持続的な発展を支えています。
エネルギーの効率的な利用という面では、鉄道事業者向けにフルSiCパワーモジュー※1適用鉄道車両用インバータ装置を世界で初めて製品化。国内・海外で鉄道運行の更なる省エネ化を支えています。また、ZEB(net Zero Energy Building)化に貢献する電力の需給制御システム等も提供することで、省エネ社会の進展に貢献します。

近年、世界的に増加している自然災害に対しても、その予防・抑制に寄与する製品を提供しています。例えば、気象レーダー技術や河川管理システムの提供により、ゲリラ豪雨や洪水に関する自治体の住民への情報提供を支援しています。万一、災害が発生した場合は、ヘリサットシステムにより被災地の情報を確実に収集し、的確な災害対策の立案を支援します。

また、世界的に水不足が危ぶまれる状況下、海外では再生水へのニーズが高まっており、今後も増加傾向にあります。オゾン水を利用し消費電力25%低減、設置面積半減を狙ったろ過膜洗浄システム(EcoMBR®※2)の開発等により、限りある水をよりきれいな状態にする支援をしています。

昨今のインターネット大容量化とIoT社会の発展を支える通信システムを提供するとともに、不審物の検知などによる犯罪抑止ニーズの高まりに対応し、画像解析などの技術を駆使したネットワークカメラとソリューションを提案することで、安心・安全・快適な街づくりに貢献します。

各製品の生産に当たっては、設計・製造・試験の各工程における省エネ化推進と化学物質の徹底した管理に継続して取り組んでいきます。

今後も、これまでに蓄積した幅広い技術とたゆまぬ技術開発により、持続可能で安心・安全・快適な、豊かな社会の実現に貢献していきます。

  • ※1このパワーモジュール開発の一部は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究として実施したものです。
  • ※2下水や工業排水を処理して再生するためのろ過膜をオゾン水で洗浄する浸漬型膜分離バイオリアクター

リスク・機会を認識・評価している主な社会課題

  • 水の適正利用
  • エネルギーの最適な利用
  • 気候変動への対応
  • 大気、水、土壌汚染対策
  • 廃棄物削減・管理
  • 持続的な資源利用・開発

重点的に取り組むSDGs


事業を通じた社会課題への取組

フルSiCパワーモジュールを適用した鉄道車両用インバータ装置を提供

鉄道車両用インバータ装置
鉄道車両用インバータ装置

フルSiCパワーモジュールを適用した車両用インバータ装置を製品化し、2014度末から市場に投入。従来車両と比較して約40%の省エネ効果を実現しました。この製品は、数多くのお客様にご採用いただいています。

鉄道車両用空調装置の小型・軽量化を実現

鉄道車両用空調装置
鉄道車両用空調装置

配管の細径管化により熱交換器を約20%小型化するとともに、材料の見直しで約6%軽量化するなど、空調装置の小型・軽量化を実現しました。また、温室効果ガスである冷媒について、低GWPの代替冷媒への転換を推進することで、環境負荷低減を図っています。

  • GWP(Global Warming Potential):地球温暖化係数

駅舎補助電源装置S-EIVによる回生電力の有効活用を支援

駅舎補助電源装置S-EIV
駅舎補助電源装置S-EIV

鉄道車両がブレーキをかけたときに発生する回生電力を駅電気設備(照明・空調・エレベーターなど)に直接供給する「駅舎補助電源装置」を製品化し、1駅あたり約600kWh/日(一般家庭約60世帯分)の省エネ効果を実現しました。これにより駅舎の省エネルギーに寄与しています。また、従来より小型化し、蓄電池と組み合わせたハイブリッド型は2016年に、新エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

ヘリコプター直接衛星通信システム(ヘリサット)による被災状況の適切な把握と、迅速な救護活動等を支援

ヘリコプター直接衛星通信システム(ヘリサット)
ヘリコプター直接衛星通信システム(ヘリサット)

地震・火災などの大規模災害の発生時に、被災地の空撮映像をヘリコプターからリアルタイムに伝送することで、被災地の状況を正確に伝え、適切かつ迅速な応急救護活動を含む初動対応に貢献します。

オゾン発生装置の小型・高効率化を実現

オゾン発生装置
オゾン発生装置

オゾン発生装置は優れた殺菌・脱臭・脱色・酸化力により、高度水処理や紙パルプの漂白に利用されています。この装置の酸素源部分について、電極をより細く、間をつめて配置する技術を開発し、さらにこれを空気源にも適用することで、小型・高効率化を実現しました。これにより、システム全体での消費電力を15%削減しています。


膜分離バイオリアクターによる水処理技術を開発

下水や工業排水を処理して再生するためのろ過膜をオゾン水で洗浄する、浸漬型膜分離バイオリアクター(EcoMBR®)による水処理技術を開発しました。省エネでコンパクトな装置で高速ろ過し、膜表面積あたりの処理水量を約2倍に増やすことができます。

光アクセスシステム装置の省電力化・小型化を推進

加入者終端装置
加入者終端装置

光アクセスシステムの加入者終端装置「次世代GE-PON ONU」では、PON(Passive Optical Network)技術を用い、多数ユーザーによる光ファイバー共有に加え、通信の広帯域化を実現しています。また、低消費電力部品の採用や部品点数の削減も行っています。これらの取組により、従来機種に対して通信量あたりの消費電力96%削減、材料使用量96%削減を達成し、省電力・小型化を実現しています。

ネットワークカメラを通じた安心・安全な街づくりの推進

ネットワークカメラ
ネットワークカメラ

ネットワークカメラは、画像記録・監視だけでなく、不審物の検知などによる犯罪の未然防止、防災・減災などにも用途を広げています。多様なニーズにお応えする「MELOOK3」や公共設備などの広域監視に最適な「ROBOTY」シリーズなどの製品提供を通じて、安心・安全な街づくりを推進しています。


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