三菱電機と水と生きもの つながり体感ブック

~水を使うわたしたちの工場~
稲沢製作所

稲沢製作所

まわりを田んぼに囲まれている稲沢製作所。高くそびえるエレベーターの試験塔が特徴的です。ほかにも小さな森や、屋上を緑化した建物があります。プロナチュラリストの酒井立子さんと調べてみたら、こうした工場の特徴と共生する生きものがいることがわかりました。

稲沢製作所
創業 1964年 主な製品 エレベーター
左上:福田用水の生きもの/右下:虫とりあみや魚とりあみを使用

調べたこと

工場内の林や緑でおおわれた屋上、周辺を流れる福田用水の生きもの。

調べ方

生きものと出会うために、虫とりあみや魚とりあみを使用。観察には、台所で使う大きなプラスチックのカップやトレイなどが役立ちました。


わかったこと ~緑の屋上は鳥たちのゆりかご~

稲沢製作所のまわりは田んぼがいっぱいで、春夏はカルガモでにぎやかです。工場の屋根を草木でおおったら、カルガモやヒバリ、セキレイたちがかえってきてくれました。こうしたたくましい自然の回復力に驚き、自然と一体化できたみたいでうれしくなりました。

カルガモ[在来種]
カルガモ[在来種]

カルガモ[在来種]屋上でヒナがかえりました。親子は高さ16mの屋上から飛び降りて、隣の田んぼへ引っ越しをしました。親を追う本能なのでしょうが、このようなヒナの行動は過去にも例がないそうです。

ハクセキレイ[在来種]
ハクセキレイ[在来種]ハクセキレイの巣のあと。普通はやぶの中に巣を作るので、見つかるのは珍しいことだそうです。
ヒバリ[在来種]
ヒバリ[在来種]ヒバリの巣のあと。白い卵をカモフラージュするために、白い石を集めていました。
  • 在来種 ・・・希少種・外来種に該当しない明治時代以前から日本にいるもの

生きものの命のピラミッド
周囲の生きものと命のつながり

草むらにはバッタやセキレイ、川にはメダカ、カエル、アオサギなどがいました。空ではがけにすむチョウゲンボウが羽ばたき、エレベーターの試験塔をえさ場にしているようでした。お互いに食べる、食べられる関係にある生きものを見つけることができ、生きものの命は他の生きものの命に支えられていることを感じました。

生きものの命のピラミッド 周囲の生きものと命のつながり

製作所が担う生きものたちとの共生の場
生きもの先生 酒井立子さん
生きもの先生
酒井立子さん

高い試験塔をがけに見立てすみかにしているチョウゲンボウ、草原のような屋上で巣を作ったカルガモ。建物が自然環境の代わりをはたし、生きものたちに受け入れられた稲沢製作所。この地域に本来いた生きものと人間との良い関係ができ始めているような気がします。


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