デザイン

アニメーション誘導ライティング

概要

アニメーション誘導ライティング

近年、商業施設や公共施設を親子三世代での利用が増加する一方で、施設は複合化し複雑になりエレベーターやトイレなどの目的地へ辿り着きにくくなっています。また、子供やベビーカーユーザー、車椅子ユーザーなどの目線が低いユーザーは、壁や天吊りのサインは見つけにくいという課題があります。
アニメーション誘導ライティングは、灯具やプロジェクターを用いてアニメーション図形を投射し、目線の低いユーザーでも気が付きやすい案内サインです。

デザインのポイント

アニメーション誘導ライティング

コンセプトの開発にあたって、実際の施設において実証実験を行いました。実験を通じて得られたフィードバックを受けてコンセプトのブラッシュアップを重ねるとともに、アニメーションによるサインが子供や車椅子ユーザー、外国人利用者にとって効果的であることが分かっています。特に小さな子供は、アニメーションを適用した図形に注目し内容を理解できるため、文字が読めなくても誘導できる直感的な案内となり得ることが分かっています。
また、本コンセプトで想定している光のアニメーションは広く一般への普及を目指し、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で標準化を推進していきます。

デザイナーの一言

デザイン研究所 坂田 礼子
デザイン研究所
坂田 礼子

「コンセプトを形にすることが、開発の第一歩」
このサインは、コンセプトが未熟な段階から直接ユーザーの方の利用する施設に持ち込み、実証実験を行い、ユーザーの意見や実感を得ながら開発を進めてきました。一番初めは、車椅子バスケットボール選手や関係者の方が練習している体育館に行き、まだバラック状態の機材でサインを出して意見を頂きました。その後、当社のショールームMEToA Ginza(メトア ギンザ)®での活用や、社内保育園に通うお子さんに体験頂くなど、社内外の様々な方のご協力を頂きながらブラッシュアップを重ねています。
こういったトライアンドエラーに近い取り組みを続けたことで、目的がはっきりとした開発をすることが出来たように思います。このような開発プロセスは、コンセプトを形にする能力に長けたデザイナーだからこそ実践できるものであり、とても楽しかったので、今後も続けていきたいと思っています。

  • 「METoA Ginza(メトア ギンザ)」は三菱電機株式会社の登録商標です。

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