デザイン

数値制御装置「M800/M80シリーズ」

概要

数値制御装置「M800/M80シリーズ」

数値制御装置とは、金属や樹脂の塊を自動車やスマートフォンなどの部品に切削する際に、コンピューター数値制御を行う機械の頭脳であり、主に工作機械に組み込まれて使用されるものです。
工作機械の操作には高い専門性が求められますが、近年、製造の現場ではベテラン作業者の退職で、専門知識を持たないユーザーが工作機械を使用するようになっており、操作に対するハードルを下げることが課題となっていました。
そこで、熟練度や専門知識に依存しない、理解し易い表現や操作方法の実現に加え、実際に使いやすいだけでなく、新たなユーザーが「これなら使えそう」と思ってもらえるようなデザインを取り入れています。

デザインのポイント

数値制御装置「M800/M80シリーズ」
  • 機械が正常に作動しているかを視覚的に分かり易く表現したことで、機械から離れていても稼働状況が把握しやすくなっています。
  • 操作に不慣れな人に向けて、必要な情報のみに絞った「シンプル画面」を設けました。
  • プログラムの知識がなくても、切削形状を選択肢の中から順番に選択していくだけで機械の設定が可能です。
  • 加工方法や寸法入力の際にイラストやアニメーションによって操作をガイドし、分かりやすい操作を実現しました。

デザイナーの一言

デザイン研究所 佐藤 聡
デザイン研究所
佐藤 聡

産業製品の画面デザインは、生産性の向上やヒューマンエラーの防止などが重要視される分野です。単なる見た目だけでなく、実利を伴ったデザインが必要になるため、対象となる製品の操作方法や用途などをしっかり理解した上でデザインを行います。民生品とは違い地味な分野ではありますが、縁の下の力持ちとして、経済や社会を支える一端を担っています。


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