デザイン

高効率タービン発電機「VP-Xシリーズ」

概要

高効率タービン発電機「VP-Xシリーズ」

火力発電所用の大型水素間接冷却タービン発電機です。コンパクトながらも世界最高レベルの効率と世界最大出力(従来製品比で約120%)を実現すると共に、世界各地に提供できるように輸送性や組立性に優れたデザインとしました。さらにシンプルで簡単に設置できるマイクロストリップアンテナ式PDM(Partial Discharge Monitor:部分放電監視装置)などの運転状態監視システムを備え、保守点検の必要性を正確に判断します。また小型点検ロボットによる発電機内部の自動点検を実現し、点検の為に発電機を解体するといった手間を無くすなど、電力の安定供給を実現する工夫と共に作業員に安全で快適な現場環境を提供しています。これらにより、高まる電力需要に応え経済・産業の発展に寄与しています。


デザインのポイント

高効率タービン発電機「VP-Xシリーズ」

性能だけでなく、輸送・組立・保守点検が容易で作業の安全性が高いなど、発電機の運用面全体の「在り方」をデザインしました。また、輸送や組立を容易にするため外付部品や配管が無くコンパクトな構造を考案しました。凹凸の少ない形状で、組立や点検を行う作業員の危険性を低減し、威圧感が少ない外観デザインとしました。そして、点検の必要性や点検を行うタイミングを判断する運転状態監視システムや小型点検ロボットにより、点検に伴う停止期間の短縮と作業員の負担減と安全確保に寄与しています。さらに、高出力を実現するため、大型製品でありながら0.01㎜単位の超精密な部品精度を確保しました。

デザイナーの一言

デザイン研究所 山田 亘
デザイン研究所
山田 亘

その製品に関わる人々にとって何が「必要な機能」かを考えたデザイン

世界中の、多くの人の暮らしを支える電力をつくることがこの製品の役割であると考え、どこにでも輸送ができて設置しやすいこと、できるだけ途切れることなく運転し続けること、そこで働く人々にも配慮していることが「必要な機能」だと考えました。この製品は多くの人の目に触れることはありませんが、電気を使う多くの人と繋がっていることを考え、「必要な機能」を満足するデザインを心掛けました。


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