デザイン

トレインビジョン 「鉄道車両内情報提供サービスの創出」

概要

トレインビジョン 「鉄道車両内情報提供サービスの創出」

車両内の音声アナウンスによる乗換え案内などの案内情報は、車両内がうるさい状況では聞き取ることができませんでした。また、音声アナウンスを聞き逃してしまうことや、不慣れな人が音声アナウンスを理解できないこともありました。これらの課題を解決し、誰にでも理解できるわかりやすい表示を目指して開発されたトレインビジョンは、鉄道事業者に高く評価され、多くの車両に採用されています。
また、鉄道分野における70年にもおよぶ当社の実績とノウハウに、社会や時代のニーズ分析に基づくユーザー視点でのデザイン提案を取り込むことで、2002年の導入以来、トレインビジョンは進化しつづけています。


デザインのポイント

トレインビジョン 「鉄道車両内情報提供サービスの創出」

トレインビジョンは左右2つの画面で構成され、案内情報(旅客が必要とする情報)と広告(旅客に見せたい情報)をそれぞれの画面に表示しています。案内情報の画面では、従来、車両内の音声アナウンスでしか入手できなかった遅延情報や停車駅案内などに加え、乗車位置に合わせた乗換え案内、出口案内などを表示しています。これらは「多言語で見える化」することで、より多くの人へ同時に最新情報を提供しています。また、広告の画面は、隣の画面に表示している案内情報の画面が旅客の視線を集めるため、単独の広告表示に比べ、高い視聴率を獲得しています。このトレイビジョンで培った高い視聴率を得るためのノウハウは、デジタルサイネージビジネスなどの様々な企画提案活動に活用しています。

デザイナーの一言

デザイン研究所 浅岡 洋
デザイン研究所
浅岡 洋

トレインビジョンなどをデザインしている私達は、将来のあるべき社会インフラの姿を電機メーカーの立場で描いていくことを目標に、営業系、技術系、製造系をはじめ様々な立場の社員と力を合わせて日々活動を続けています。社会インフラ系事業におけるデザインについて、地味な存在というイメージを持つ方が多いかもしれません。それでも、トレインビジョンなどのデザインには「社会インフラの新たなスタンダードを創っていく」という醍醐味があります。
三菱電機では、5~10年後をじっくりと見据えながら社会の為に取り組んでいくスケールの大きなフィールドでも、デザイナーの活躍の場が十分に用意されています。トレインビジョンはまさにその好例の一つだと思います。


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