このページの本文へ

ここから本文

トピックスバックナンバー

ホワイトペーパー

非クリフォード論理操作*3(符号切替注入法*4)の模式図

技術ホワイトペーパー | 2026年5月

イオントラップ型量子コンピュータによる過去最大級*1の大規模量子フーリエ変換の実機実証

量子フーリエ変換(QFT)は、暗号解析・量子化学・金融シミュレーションなどに共通して用いられる基盤アルゴリズムである。QFTは多数の2量子ビット操作を必要とするため、ゲートのエラー率や量子ビット間の接続性などにおいて高い性能が求められる。三菱電機株式会社と三井物産株式会社は、Quantinuum社のイオントラップ型量子コンピュータHelios®を用い、物理量子ビットおよび論理量子ビット*2上におけるQFTの実機検証を実施した。

98

物理量子ビット

12

論理量子ビット

*12026年3月時点の公開情報に基づく。「過去最大級」とは、物理量子ビット数の観点で過去最大級の規模の近似QFTを量子コンピュータの実機で実行し、理想回路が予測する目標出力を有意な観測割合で確認した検証例を指す。

*2複数の量子ビットを用いて、それよりも少ない量子ビットの情報を冗長に表現し、誤りを検出・訂正する技術が量子誤り訂正である。量子誤り訂正によって保護された量子ビットは論理量子ビットと呼ばれ、それを構成する実際の量子ビットは物理量子ビットと呼ばれる。

*3普遍的な量子計算を実現するために、基本となる操作に加えて必要となる論理量子ビット上の操作。誤り耐性量子計算においては実装コストが大きいという課題がある。

*4異なる量子誤り訂正符号の間で論理状態を変換する手法。

社外連携活動を推進(2025年度開始)

社外連携活動を推進(~2024年度開始)

G-RIPS Sendai 2024最終報告会後の様子

東京大学・藤堂研究室との共同研究の様子