シンギュラリティ

それは・・

AIの技術が、人間の知能を超えるといわれる時のこと。

1 「2045年問題」ともいわれる

人間が作ったAIが、人間を超える時。それは「特異点」の意味をもつ単語を用い、シンギュラリティ(singularity、技術的特異点)と呼ばれています。

あまりに飛躍的な進化が予想されるために第4次産業革命の到来、とも言われていますが、アメリカの発明家で人工知能研究の権威者でもあるレイ・カーツワイル氏が「2045年前後にシンギュラリティが起こる」といった発言をしていることから、「2045年問題」とも言われています。

「意志をもちながら、人間と同等、またはそれ以上に思考・行動するAI」として、AI研究で定義づけられている「強いAI」と呼ばれている未来のAI。これは、自らの手でAIのプログラムを書き、それそのものが学習によって進化することによって、人間が予想もしなかったAIができると推察されています。

2 シンギュラリティ
で何が変わるの?

「強いAI」ができることによって、変わると予想されているもの。その一つに、仕事や職業の変化があります。
事務処理や工場でのライン作業、また過去の判例から判断する弁護士の世界まで、過去に学び、ミスもなく常に同じパフォーマンスを発揮すると言われていることから、AIが担うことも予想されています。「人間の仕事がなくなる」といったネガティブな話だけではなく、これは同時に、社会問題にもなっている人口減少による労働力不足を補う観点でも期待されています。

ただ、シンギュラリティによるAIの進化には、「AIが罪を犯したらどうするの?」といった法整備・人権の問題や、情緒や複雑な感情をあつかう「人間にしかできないこと」もまだ残されているとして、現在も議論が続いています。

POINT!

人間にできることはなんだろう?
って考えるいい機会かもしれないね。