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下水処理だって、AIがええ感じにしてくれとります。
AIが未来の「キレイ」を予測!
下水処理場向け曝気量制御技術

ライフラインの要
下水処理を支える電力

我々の生活をキレイに、豊かにしてくれるのに欠かせないのが下水処理。日本の下水処理には、多くの電力が使われていて、全国の年間電力消費量の約0.7%に相当する。これは、一般家庭の約168万世帯の電力使用量になるというのだから、驚きだな。例えばごく一般的な下水処理だと、アンモニアなどを除去するための微生物反応をさせながら、必要な酸素を送り込む「空気供給(曝気=ばっき)」の工程で、使用電力の約半分を消費している。そこでは、「目標の水質の実現」と「電力消費量削減」を両立するための、空気の量の制御に“AI”が活躍しているのだ。どんなAIか、説明してエーアイ?

水質をAIが予測?!
下水処理の電力を削減

下水処理にはどんなAIが使われているんだろう?それは、わかりやすく言うと「少しだけ先の未来を予測するAI」。下水処理に必要な酸化処理を行う「生物反応槽」と呼ばれる区画への流入水の水質、いわゆるアンモニア濃度は、その区画ごとに水質がばらつき、必要な酸素を送り込む「空気共有」にムダが発生していたんだ。そこで三菱電機が生み出したAI技術「Maisart®(マイサート)※1」を活用して、流入水のアンモニア濃度を数時間先まで予測。必要な分だけ適切に空気供給することにより、水質を維持しながら供給量(曝気量)を従来に比べて、約10%(※2)も削減しているんだ。少し先の「キレイ」を見通すAI技術「Maisart®(マイサート)」、私の(マイ)お仕事も数ヵ月先までサーット、キレイに見通してくれたらなぁ。 ※1 Mitsubishi Electric‘s AI creates the State-of-the-ART in technologyの略。全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド
※2 実際の下水処理場のデータを用いたシミュレーション結果

「Maisart®(マイサート)」は三菱電機株式会社の登録商標です。

直流大電流の高速遮断技術