学校用ロスナイ®
※「ロスナイ」は、三菱電機株式会社の登録商標です。
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あの~、「換気」については全くのシロウトでして。。。 窓を開ければいいんじゃないんですか。。。 そもそも「ロスナイ®」ってどういうものですか。
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おお~っ、そこからきたか。。 たとえば、冬、換気のために窓を開けると、せっかく、部屋が温まっているのに、外の冷気が入ってきてしまうじゃろ。
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そうね。夏はその逆で、室内は心地よく冷えているのに、窓を開けると、当然外の蒸し暑い暖気が入って来ちゃうわ。
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そうじゃ。そこで「ロスナイ®」じゃ。コレを導入すれば室内の温度を維持したままで、換気することができてしまうんじゃ。窓を開けたときのように室内の温度が変わることがないので、エアコンの電気代も節約できるぞ。
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あ~!、熱を失う(ロスする)ことなく換気できるから、ロス無い ⇒「ロスナイ®」なのね。でもロスナイ®はどうしてそのようなことができるのかしら。
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「紙」を使っているところがポイントじゃ。ロスナイ®の中では、外から部屋の中に入ってくる空気と、部屋の中から外に出ていく空気が、別々の紙の風路(ふうろ)を通るんじゃ。
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紙の風路って、ポスターをくるくるっと筒状に巻いたような感じのものかしら。
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いや。紙の風路の断面は三角形で、これがたくさん隙間なく並んでおる。この図のイメージで、部屋の中へ入ってくる空気と部屋から外へ出ていく空気が90°に交差することで別々の風路を通るから、混ざり合うことなく換気が出来るんじゃ。
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こんな感じで、外から入ってくる空気はいつの間にか部屋から出ていく空気の温度、つまり部屋の温度に近いものになるのじゃよ。
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紙は熱を伝えることができるから、そのようなことができるってことかしら。これを考え方人、スゴイですね。。 三菱電機の人ですか。
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そうじゃ。紙を筒状にして息を吹きかける娘の姿を見た開発者が、紙を使うことを思いついたそうじゃ。といっても、もう50年以上前の話。「ロスナイ®」は1970年に発売されてから、累計で730万台も出荷されとるんじゃよ。
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そんなに歴史と実績があるものだったとは露知らず。。。そして「ロスナイ®」は三菱電機の登録商標なんですね。Rマークがカッコいいです。
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そうじゃ。ラインアップも住宅用、業務用、いろいろあるぞ。今回紹介する学校用は、CO2センサーまで搭載しておるぞ。CO2の濃度に応じてLEDランプが切り替わったり、リモコンにCO2濃度が表示されたりするから教室内の換気の状況が一目瞭然じゃ。
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快適そう~。そんな教室で勉強した~い。照明や空調は普段の生活でも省エネを意識していたけど、換気も大切な省エネポイントですね。
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そうじゃ。 「換気」での省エネの重要性をもっと世の中に「喚起」していかねば。。!
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博士、、、寒い!? 。
CO2センサー搭載タイプ「学校用ロスナイ®天吊露出形」 (2021年4月20日発売)
高機能熱交換型換気設備※1。室内空気質の評価に用いられるCO2濃度を検知し、換気風量を自動で切り替えることで効果的な換気を実現、教室内の空気質の改善に貢献します。
1. CO2濃度に応じて換気風量を自動で切り替え、教室内の空気質を効率的に改善
- CO2センサーで検知したCO2濃度に応じて換気風量を自動で切り替え、効率的な換気で教室内の空気質の改善に貢献
- 必要以上の換気を抑制し、エアコンなどの空調機の負荷を低減。省エネにも貢献
2. CO2濃度の状態をLEDランプで表示し、教室内の空気質の状況を見える化
- 検知したCO2濃度に応じてLEDランプの表示が切り替わり、教室内の換気状況を見える化
3. 「アレル除菌フィルター」(別売)で、菌、ウイルスおよびアレル物質を抑制
- 人工酵素が含まれた「アレル除菌フィルター」(別売)で、菌、ウイルスおよび花粉などのアレル物質の活動を抑制※2
- フィルター表面※3を清潔に保つことにより、フィルター交換時の感染リスクも軽減
※1 自然給気とファンによる排気の従来型換気システムと比べ、給気・排気ともにファンにより行うことで、より効率的な換気が可能で、また、熱交換により温度変化を抑制する換気設備
※2
以下試験を実施
[菌の抑制効果]抑制方法:フィルターに含まれる成分による菌の抑制。試験機関:財団法人日本紡績検査協会。試験方法:JIS L 1902,定量試験(菌液吸収法)による。試験番号:006109-1,2。対象:フィルターに付着した2種類の菌。試験結果:無加工布と比較し18時間後に99%以上低減
[ウイルスの抑制効果]抑制方法:フィルターに含まれる成分によるウイルスの抑制。試験機関:一般財団法人日本繊維製品品質技術センター。試験方法:JIS L 1922,繊維製品の抗ウイルス性試験方法。試験番号:19KB060923-1。対象:フィルターに付着した1種類のウイルス。試験結果:無加工布と比較し、24時間後に99%以上低減
[アレル物質の抑制効果]対象機関:財団法人日本食品分析センター。試験方法:ELISA法。試験番号:第10014572002-01号。対象:フィルターに付着した1種類の花粉。試験結果:99%以上低減
※3 菌、ウイルスおよびアレル物質に対する効果であり、フィルター表面で捕集する塵・埃の除去効果ではありません。上記試験規格の条件下の抑制効果であり、実際の使用空間での試験結果ではありません