エアー搬送ファン
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これは。。。? どこかで見たことがあるような。。
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「エアー搬送ファン」じゃ。その名のとおり、エアー(空気)を送るファン(扇風機)じゃ。
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扇風機には見えないけど。。。細長い穴みたいのが2本あるけど、そこから風が出てくるのかしら。
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そうじゃ。このタイプの機種は、中に扇風機が5個、横に並んでおるんじゃ。
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どうしてこんな細長い穴の開いたケースで覆ってしまうの? 扇風機をむき出しにしたほうが、たくさんの風がそのまま出ていくのではないでしょうか?
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それじゃと風が広がっていってしまい、遠くまで送れないんじゃ。この2本ある細長い穴は「ツインノズル」と言ってな、穴の部分とその手前にある風を整える部分(下図の赤で表示)によって風が真っすぐ遠くまで進むんじゃ。
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すご~い! 外見では全然わからなかったけど、そんなにスゴイ技術が活かされているんですね。空気を遠くまで送れるということは。。。え~と。。
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まず、エアコンとの相性がバッチリじゃ。これからの季節、冷房を使うことが多くなってくるが、冷房の近くは冷えすぎて寒く、遠く離れた窓際は暑い、ということがありがちじゃ。そこで、このエアー搬送ファンの出番じゃ。
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なるほど~。エアコンからの冷気を室内全体に広げることができるのね!
ということは、暖房の季節にも使えますよね。暖かい空気は上の方に行ってしまい、足元が寒いこと、よくあります。
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そうじゃ。エアコンを複数設置するのに比べ、エアー搬送ファンを併用することによる省エネ効果は絶大じゃ。音も静かじゃぞ。 最近は「換気」にもとても有効であることで注目されておるぞ。
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換気って、換気扇を付けたり、窓を開ければいいのではないんでしょうか。
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それでは、換気扇や窓の近くだけしか換気できんぞ。広い屋内スペースをもつ建物は、換気扇や窓から離れた中のほうに空気がこもりがちじゃ。倉庫や体育館のような広い空間もエアー搬送ファンを導入すれば、換気の問題を一気に解決じゃ。
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換気の問題で悩んでいる人、きっとたくさんいると思います。でも、どこにエアー搬送ファンを付けたらいいのかなんて、だれか相談に乗ってくれるのかしら。
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そこは安心あれ。三菱電機は建物の内部の空気の流れについての専門家が、建物の換気についてアドバイスしてくれる「気流コンサル活動」を全国で展開しておるんじゃ。換気について困っている人にとっては、感、極まれりじゃ。。
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博士、、、寒い!? 。
エアー搬送ファン
エアー搬送ファンは、換気送風機で培った三菱電機独自の送風技術を応用して、開発・製造されております。
【特徴】
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長距離到達を実現 (ツインノズル構造)
三菱独自のツインノズル構造が、吹出し時の拡散による気流の減衰を抑えつつ、よりパワフルな風に整流化。さまざまな大空間でも頼りになる長到達距離の空気搬送を実現しています。
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大風量と低騒音・省電力を実現(小形エクストラファン)
独自に開発したモータとエクストラファンの最適な組み合わせによる相乗効果で、小形ながら送風効率を極大化。大空間でも心強い大風量を達成するとともに、長時間運転でも気にならない低騒音や低消費電力も実現しました。
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省メンテナンスを実現 (ホコリ付着抑制機能)※1※2
気流を逆方向にする独自の「逆回転運転」機能により、羽根やバッグガードへのホコリ堆積を遅らせます。さらに風が流れにくいバッグガード中央部にも円形プレートを搭載し、ホコリ付着を徹底ガード。メンテナンスしにくい高所設置等にもうれしいクリーン設計です。
※1 対象機種:AH-1006,1509,2009,3009,4010TCA(-G),AH-3012TCA-FK,AH-3009T-CN,AH-5012T-CN
上記以外の機種には、この機能はありません。※2 逆転運転するためには、別売の専用タイムスイッチボックスが必要です。
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部品交換が容易な構造
プロペラ羽根を主体としたシンプルな構造のため、メンテナンスがとても容易です。またモータ・羽根など単独部品で構成されているので、故障した箇所のみの修理や部品交換が可能です。